福岡県にある九州一の繁華街・天神。大通りに並ぶ老舗デパート、150店ものテナントが軒を連ねる地下街ではショッピングを楽しめ、夜には提灯やネオン輝く居酒屋でしっぽり……。さまざまな楽しみ方ができる街ですが、今回は「クロスライフ博多天神」ホテルのメディアツアーに参加して、お酒を楽しむ旅を体験してきました。
地域と旅人をディープにつないでくれるホテル
地域の魅力を発信し、地域と人々をつなぐ場所がコンセプトのクロスライフ。クロスライフ博多天神は、天神駅から徒歩15分ほどの春吉というエリアにあります。天神の繁華街にすぐに出られて便利なのですが、ホテルが建つ春吉というエリアもとてもおもしろい。古い路地や風情ある市場が残る一方で、おしゃれな新しいお店が立ち並び、とくにグルメ&お酒のお店がいっぱい。そんな春吉のスポットへクロスライフ博多天神がつないでくれます。
体験型酒屋・友添本店で日本酒飲み比べツアー!
ひとつがホテルが開催する地元のお店を巡るツアープラン。宿泊プランに体験チケットが含まれており、ホテル近隣にある友添本店という酒屋で、時期にあった地元の日本酒3種を飲み比べできます(日本酒以外のお酒も選べます)。友添本店は創業61年の老舗ですが、3年前にリニューアルしており、築140年の博多織の工場跡をリノベした回遊性のある広い店内がとてもおしゃれ。福岡をはじめ九州のお酒をメインに2,000種を揃えており、福岡県の酒造のお酒はすべて揃っているそう。
店内にはバーカウンターのほか、ちょっとしたテーブル席もあり、お酒を試飲しながら選べるほか、角打ち的にお酒とおつまみを楽しむこともでき、地元の人も立ち寄るスポット。
九州というと焼酎のイメージが強いですが、実は福岡は清酒酒蔵数が全国5位を誇る、有数の酒どころ。3種飲み比べで、九州や福岡の日本酒の魅力を知ることができます。
統括店長・榊さんにフルーティなお酒が好きと伝えておすすめしてもらった地元福岡の日本酒3種は、池亀酒造の純米吟醸 無濾過無加水、篠崎酒造の平良松 純米吟醸60、繁桝酒造の純米大吟醸 にごり 生々。ふわっとほのかに甘い、繁桝の時期限定のにごりがタイプでした。スタッフの方とお話しながら、教えていただきながらの飲み比べはとても楽しい体験でした。ホテル内でも飲み比べができるところ、あえて近隣のお店を訪れ、地域とのふれあいを体験してほしいと企画されたプランだということで、納得。また、飲みすぎてしまっても、ホテルからご近所なのですぐに帰れます笑。
酔っ払って看板を登っている等身大の人形がいる外観が目印の友添本店。お土産を購入するのにもぴったり。
・友添本店
住所:福岡県福岡市中央区春吉2-11-18
URL:https://www.tomozoe-honten.co.jp/
ホテル特製の掲示板&MAPをもとに居酒屋巡り
もうひとつ地元スポットを知る方法は、ロビーにあるスタッフ手書きのおすすめスポット掲示板。ホテル近隣で美味しいご飯が食べられるお店や、コーヒーが飲めるカフェなど、スタッフの方の手書きで情報がまとめられています。韓国からのお客さんも多いそうで、韓国語もありました。この掲示板は、定期的に情報が書き換えられるそう。
また、ホテル特製の春吉MAPも使えます! ホテルから徒歩10分圏内の観光、グルメのスポットが地図になっており、地元の人ならではのツウなお店の情報も。可愛いイラストでとても可愛いMAPです。
MAPを片手に散策し、夜は春吉3丁目の路地にある、味わい深い居酒屋で夕食とお酒をいただき、朝は昭和の古きよき趣が残る、柳橋連合市場をブラブラしました。春吉はこぢんまりとしたエリアですが、風情のある街並みがあり、でもおしゃれな新しいお店も発見でき、もっと深堀りしたくなる魅力的なエリア! このMAPがなければ、きっとすぐに天神や中洲に行ってしまったと思うと、地域とのいい出会いをいただきました。
ホテルに戻って大浴場のデジタルアートでヒーリング
クロスライフホテル博多天神には、大浴場があるのが嬉しい。さらにこの大浴場、時間とともに変化する自然現象がテーマのデジタルアートがあり、幻想的な映像による癒やしを体験できます。
男湯にはドライサウナ、女湯にはスチームサウナもあり。地域に触れ合う旅をしたあとの疲れを癒やすのにぴったりです。
また、お部屋はというと、アースカラーを基調とした落ち着いたモダンな印象。写真のツインタイプのお部屋のほか、ダブルベッドのお部屋やソファベット付きのお部屋に加え、最大4名まで泊まれるお部屋など、4タイプから選べます。
お部屋にもおしゃれなアートがありますが、クロスライフ博多天神には、ロビーや廊下などにもアートがちりばめられています。
ロビーの壁一面を飾るのは「博多の祇園山笠」という地元のお祭りを描いた、福岡出身のアーティスト・山下良平氏によるウォールペイント。ホテルに入ると同時に目に入る、この躍動感はインパクト大!
ほかにも地元・福岡をモチーフにしたアートがちらほら。探して見つけてみるのもおもしろいと思います。
朝食は地元食材にこだわったビュッフェ
気になる朝食は、地元・福岡の食材を中心とした、全55種類の豊富なメニュー。シェフの一番のおすすめは、ボリュームたっぷりで見た目も可愛い、クロワッサンサンド。
ハム、たまご、ポテサラなどのお惣菜系のほか、クリームとフルーツたっぷりのスイーツ系も揃ってます! スイーツ系は日替わりだそうなので、連泊すれば、さまざまな味が楽しめるかも。
和食メニューもさまざまありますが、やっぱり博多らしい明太子や辛子高菜ははずせない。こちらは白いごはんにたっぷりのせて、楽しめます。
朝食をいただけるレストランは、宿泊客以外も利用可能で、11〜21時の時間帯は、カフェ&バーとして利用可。地元・福岡の八女茶があったり、お酒もクラフトビールの博多麦酒や、朝倉のウイスキーなど、地元のものが揃っているのがうれしい。レストランの外のテラスは自由に使えるので、こちらで、購入したスイーツややドリンクなどを楽しむのも心地よいひとときに。
・クロスライフ博多天神
住所:福岡県福岡市中央区春吉3-26-30
URL:https://crosslife-hakatatenjin.orixhotelsandresorts.com/
クロスライフ博多天神から徒歩10分ほどの距離に、じつはもうひとつ同系列のホテルがあります。
「クロスライフ博多柳橋」は、散策の際に立ち寄った柳橋連合市場のすぐ近く。同様にカジュアルだけど落ち着いた雰囲気のホテルですが、こちらは広〜いコワーキングスペースがあるのが特徴。ビジネス利用にも最適なんです。
ホテルの外観を見ると、お部屋の窓が赤や青、黄色とカラフルなのですが、お部屋にはカラフルなカーテンがかかっているんです。でもお部屋のインテリアはシンプル&モダンで、落ち着いてくつろげます。
また、クロスライフ博多柳橋では、2月10日(月)から、福岡出身の人気クリエイター・パントビスコ氏とコラボした、ふたつのコンセプトルームが利用できます。パントビスコ氏の代表作『犬のぺろち』が満載のお部屋と、博多らしいグルメで彩られたお部屋は、ついクスッと微笑んでしまうこと間違いなし。ぜひチェックを!
・クロスライフ博多柳橋
住所:福岡県福岡市中央区春吉1-6-5
URL:https://crosslife-hakatayanagibashi.orixhotelsandresorts.com/
ホテルを中心とした地元とのふれあい旅は、また違った博多の魅力を教えてくれます。ぜひ次の旅の候補にいかがでしょう。
店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。