“そのホテルで過ごすことが目的”になるような、充実した時間を過ごせるディスティネーションホテルが、新たに奈良に誕生しました。今回は「ノボテル奈良」のメディアツアーに参加して、その魅力を体験してきました。記事はこちらのリンクからどうぞ。
そしてこの記事では、ホテル・ノボテル奈良を拠点に、いま行きたい奈良のスポットをご紹介します。
「茶論 奈良町店」で自分で点てた抹茶をいただく!
気軽に茶道体験ができ、お茶の新しい楽しみ方を味わえるのが茶論 奈良町店。中川政七商店が創業地となる場所に建てた複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」内にあり、創業者・中川政七が以前住んでいた築130年の町家を生かした空間になっています。
「自点て(2,200円)」の体験メニューは、薄茶一服に季節の主菓子がひとつついたもの。初めての人にはスタッフの方がレクチャーしてくれます。抹茶を茶さじで山盛り2杯入れ、お湯を注いだら、茶せんで泡をたてるようにシャカシャカ。初めてでも気軽に、そして美味しく抹茶を味わうことができました。季節のお菓子も美味しく、また、黒文字の楊枝でできるだけ大きく切り少ない回数で食べきるのが和菓子の美味しい味わい方だと教えていただき、目からウロコでした!
また、同じ複合商業施設には「中川政七商店 奈良本店」が入っており、奈良の工芸品や特産品など、お土産にぴったりな限定アイテムが揃っていました。奈良ならではの鹿モチーフの工芸品はお土産に連れて帰りたくなる可愛さでした。
・茶論 奈良町店
住所:奈良県奈良市元林院町31-1
営業時間:10:00~19:00(L.O.18:30)
定休日:なし
・中川政七商店 奈良本店
住所:奈良県奈良市元林院町22 鹿猿狐ビルヂング
営業時間:10:00~19:00
定休日:なし
URL:https://www.nakagawa-masashichi.jp/shikasarukitsune
ひつまぶしスタイルでいただく絶品すき焼き「㐂つね(きつね)」でランチ
同じく、複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」内にある㐂つねは、昔から愛され続けているすき焼きを、さらに美味しく化けさせるというコンセプトのすき焼き割烹。ランチから贅沢にすき焼きをコースで味わえますが、おすすめは「牛まぶし御膳(4,400円)」。牛すき焼き肉がたっぷりのったご飯に、柚子七味やのり、ごまなど6種の薬味がセットになっていて、味わいを変えながら食べることができます。そして最後はお出汁をかけて、ひつまぶし風に。上品な味わいのお肉は重くなく、でもボリュームは満点。
食後のスイーツも可愛い! 奈良の日本酒「風の森」の酒粕を使ったアイスはさんだ最中に、奈良の月ヶ瀬でつくられる番茶をセットで。甘さ控えめのアイスで口の中がさっぱり。旅ならではのちょっと豪華なランチにぴったりでした。
・㐂つね
住所:奈良県奈良市元林院町22 鹿猿狐ビルヂング1F
営業時間:ランチ11:00~15:00、ディナー17:00~21:00
定休日:水曜
Instagram:https://www.instagram.com/kitsune_nara_sukiyaki/
重要建造物と同じ絵柄の瓦をつくる「鬼瓦造り体験」
奈良らしい体験として注目なのが「ミニ鬼瓦造り」。実際に国宝や重要建造物の修理を手掛けている瓦の会社で、東大寺や薬師寺、法隆寺といった重要建造物と同じ絵柄の瓦をミニサイズでつくることができるんです。ミニ鬼瓦は魔除けとして飾ったり、文鎮として使うことができるそう。
瓦用の粘土を型につめるという、意外と簡単に見えるつくり方ですが、実は力がけっこう必要な作業。きっちり粘土をつめないと焼き上げるときに割れてしまうので、ギュウギュウに粘土を押し込みます。しっかり詰めたら平らに整え、裏側となる表面に願い事などを書きます。旧字体の表を見せていただきながら、「福」がいっぱい来るように「千」と「万」という字を書いてみました。あとは焼き上げていただき、約1か月後に届くのを待つだけ。粘土をこねる作業が童心にかえったようで集中できる体験でした!
出来上がりが届きましたが、柄の表面はツヤっとして高級感があります。裏面の願い事もきれいに焼き上がっていました!
・天平体験(瓦道)
住所:奈良県奈良市中ノ川町997
営業時間:9:00~17:00
料金:2,750円(粘土代、送料込)※要予約で所要時間約1時間 ※エプロンが借りられます
夜は居酒屋「豊樂〜とよのあかり〜」で奈良の大和野菜たっぷりの「草鍋」を!
ランチにお肉をたっぷり食べたので、夕食は野菜を……! そこで気になっていた「草鍋」のお店へ。酒処「豊樂〜とよのあかり〜」では、大和野菜のなかでも歴史のある「大和伝統野菜」をふんだんに使った名物・草鍋がいただけます。
草鍋 塩梅スープセット(一人前2,310円)をいただきました。大和野菜は日によって変わりますが、この日は大和まな、ケール、空芯菜、つるむらさきなど。大和まなは小松菜に似た奈良ならではの野菜で、甘みがある柔らかい。つるむらさきはちょっとネバネバした野菜で、どれも旬の奈良県産の野菜だと、教えてもらいました。
梅干しが入った塩味のあっさりとしたスープで煮込んだ野菜はそれだけでも美味しいのですが、トッピングの鶏肉、つくね、うすあげ、えびせんと一緒に食べるとさらに美味しい! とくに鍋で煮込んだえびせんのモチモチとした柔らかい食感はクセになり、今度自分で鍋をする際にも入れてみたいと思いました。また、シメのリゼットがさらに絶品。野菜の出汁が出たスープにチーズがよく合い深みのある味わいのリゾットになっていました。奈良の地酒やお酒のおつまみも揃っているので、草鍋以外にも楽しめる居酒屋です。
・豊樂〜とよのあかり〜
住所:奈良県奈良市餅飯殿町35−1 中村ビル2F
奈良の夜は非日常空間のバーでしっぽりが楽しい「LAMP BAR」
重厚感のあるエントランスを入り、廊下を抜けると、その先はまさに非日常の世界。オーセンティックなバー空間が広がっています。「LAMP BAR」はバーテンダーの世界大会で優勝経験のあるオーナー金子道人さんのお店で、世界中からここのお酒が飲みたいと、多くの人が集まるバーなんです。
メニューはとくになく、好みや気分を伝えると、自分だけの特別な1杯をつくってくれます。写真は梨のカクテル。ジンベースで甘くなくさっぱりとしたカクテルとオーダーしたところ、つくってくれた1杯。隠し味で華やかな香りのアールグレイのシロップが効いていました。実はアールグレイが大好きで、なんでこんなに自分好みの1杯が出てくるのか……! と驚きました(笑)。
次の1杯も同様に甘くないカクテルをお願いしても、まったく違ったアプローチのカクテルが出てきて、それも本当に美味しくて……。お酒好きなら永遠にここで飲み続けたいと思ってしまうことでしょう(笑)。
金子さんは海外のお仕事などで、いまはお店にいらっしゃらないことも多いそうで、この日たまたま出会えたのはとてもラッキーでした! でもほかのバーテンダーさんもみなさん素敵なお酒をつくられるので、いま奈良で夜を楽しむなら、LAMP BARでぜひ非日常体験を。
・LAMP BAR
住所:奈良県奈良市角振町26 いせやビル104
営業時間:17:00~翌1:00(日曜、祝日は~23:00)
Instagram:https://www.instagram.com/lamp.bar/
世界遺産や国宝建造物を巡る、いわゆる奈良の旅の合間に、こんな体験をしてみるのはどうでしょうか。新たな奈良の魅力をきっと発見できるはず。そして、そんな奈良の旅の拠点には、滞在しながら、いろんなタイミングで奈良を感じることができるデスティネーションホテル「ノボテル奈良」がぴったり。ホテル・ノボテル奈良の魅力を紹介した記事も公開中。こちらのリンクぜひチェックを。
・ノボテル奈良
住所:奈良県奈良市大宮町7-1-45
URL:https://www.novotelnara.com/
店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。