前編記事で滞在していたケアンズから国内線に乗り、人気リゾート地・ゴールドコーストへ訪れました。トレンドマークともいえるビーチ以外にも、ここ数年で進化しているゴールドコーストの魅力をお届けします。
ジェットスターを利用してオーストラリアを巡る! 人気リゾート地へ
オーストラリア・クイーンズランド州の南部に位置する街、ゴールドコーストは年間を通して温暖な気候で、年間の平均気温は24度。さらに晴天率も高く、憧れて移住する人も多いリゾート地です。ゴールドコーストのトレードマークでもある長い海岸は、サーフィンのメッカとしても知られており、世界中からサーファーたちが集まってきます。
訪れていたケアンズから、国内線に乗ってゴールドコーストへ向かいます。オーストラリア国内には他にもシドニーやメルボルンなど魅力的な都市が多く、ジェットスターの国内路線も充実しているので、効率的に旅を楽しむことができます。
ケアンズ空港から2時間ほどのフライトでゴールドコーストに到着。タクシーアプリやバス、トラムなどを利用して市内中心部まで移動できます。
話題のおしゃれカフェでリゾートライフを満喫
ゴールドコーストには、リゾートらしいスローライフを体感できるカフェが充実しています。まず訪れたのは、人気のベーカリーカフェ「パドックベーカリー」。美味しいパンやペストリー、ドーナツが話題のお店で、特に朝からブランチの時間帯は行列ができるほどの人気です。屋内のほかテラス席も充実しており、ファミリーやペットと一緒に過ごす人も。ウッディでアットホームな雰囲気が漂います。
1970年代に移築された古民家をDIYしてできたベーカリーカフェで、すべての中心にあるのは木製の焼き炉です。オーストラリア中から集められたアンティークの赤いレンガで作られ、毎朝サワードウを焼き上げています。カフェメニューは迷ってしまうほど豊富な種類があり、1皿のサイズもかなりボリューミーなので数人でシェアしながら楽しみました。ドーナツやケーキは、テイクアウトすることもできます。
・パドックベーカリー
https://www.paddockbakery.com/
続いては、2022年にオープンしてから注目を集めている5つ星ホテル「The Langham, Gold Coast」。ゴールドコーストの海に面したホテルは景色もよく、人気のビーチや観光スポットにもアクセスしやすいロケーションです。
今回は、ホテル内のカフェ「パームコート」でいただくアフタヌーンティーが、ローカルから観光客まで人気を集めていると聞き体験してきました!
高級感あふれる上質な空間に、床置きの高いアフタヌーンティースタンドが運ばれてきました。サーブされた3皿それぞれに、ホテルのパティシエが作り出す美しいサヴォリーとスイーツが並びます。とくにスイーツは、手の込んだデザイン性の高いものばかり。好みの紅茶と合わせながら、ラグジュアリーなひとときを過ごすことができます。
・The Langham パームコート
https://www.langhamhotels.com/en/the-langham/gold-coast/dine/palm-court/
さらに海に近いローケ—ションで食事を楽しみたい時は、ヨットやボートが停泊するマリーナエリアのマリーナミラージュがおすすめです。ショッピングエリアやさまざま料理のレストランがあるなか、ゴールドコーストの海の景色と美味しい料理が楽しめると人気のレストランが、ラ・ルーナ・ビーチクラブにあるダイニング「マーレ」です。
「マーレ」はモダンな地中海料理をテーマに、新鮮なシーフードプレートなどをいただくことができます。晴れた日のランチはもちろん、サンセットタイムにカクテルを楽しみに訪れるのもおすすめです。
・ラ・ルーナ・ビーチクラブ
https://www.lalunadining.com.au/about-us
暮らすように旅しよう! ローカルに愛されるスポットへ
暮らすように旅をしたい派の方に、ぜひ訪れてほしい「HOTAファーマーズマーケット」。HOTAは“Home of the Arts”という芸術と文化の拠点であり、その一環として開催される週末限定のマーケットです。
マーケットには地元の生産者たちが出店していて、新鮮な農産物や地元の食材、クラフト雑貨などを買うことができます。野菜やフルーツ、ハーブ、ハチミツ、パン、チーズなど、幅広い品揃えが魅力です。
マーケット内には飲食ブースも豊富に立ち並んでいるので、好きなフードを買い揃えて、近くの公園でピクニックを楽しめます。開催日や時間などは公式サイトをチェックして訪れてみてください。
・HOTAファーマーズマーケット
https://hota.com.au/whats-on/live/event/hota-markets
ファーマーズマーケットのあとは、すぐ隣に併設している美術館「HOTA ギャラリー」でアートを楽しめます。ギャラリーでは、現代アートを中心に国内外のアーティストの作品を展示しています。展示は定期的に入れ替わり、常に新たな芸術体験ができるのもうれしいですね!
今回訪れた際に開催していたのは「POP MASTERS」という、HOTAギャラリー史上初の国際的な大型展覧会。キース・ヘリングやバスキアなどの世界的なアーティストの作品が集められていて、オーストラリアでは初公開されるものばかりだそうです。作品の解説や解説者によるツアーもあり、より深く学ぶことができます。展示のほかにも、ワークショップなどにも参加できます。
・HOTAギャラリー
HOTAエリアの近くには、HOPO(ホポ)と呼ばれる観光客向けフェリーの停留所があり便利です。Hop On Hop Off(乗り降り自由)の略称で、運河ずいのビル群や豪邸を眺めながら、ゴールドコーストの観光スポットを簡単に訪れることができるシャトルサービスです。
1日乗り放題券を購入すれば、乗り降り自由で気に入った場所で降りて、時間を気にせずに散策可能! HOPOの運航スケジュールなどは、公式ウェブサイトや現地の観光情報センターで確認することができます。また、乗車券は船内のほかオンラインで購入することも可能です。
続いては、ローカルにも愛される自然スポットへ。ゴールドコーストから約30km内陸に位置するマウント・タンボリンは、渓谷や滝、広大な熱帯雨林がある美しい山岳地帯です。ハイキングやピクニック、鳥の観察などのアクティビティをしながら、息をのむような景色や緑豊かな植物を楽しむことができます。自然やアウトドアが好きな人にとっては理想の観光スポットです。
なかでも人気のハイキングコース「カーティスフォールズ・ウォーキングトラック」を体験しました! ゆるやかな散策路を約30分歩いた先にあるカーティスフォールズは、滝の形状や水の流れが独特。滝の周りには、植物や巨大な岩が広がり、自然の息吹を感じることができます。スニーカーと動きやすい服装さえあれば気軽に楽しめるため、地元の人も多く訪れていました。
・タンボリン国立公園 カーティスフォールズ・ウォーキングトラック
グルメシーンも進化中!続々とオープンする注目レストラン
ゴールドコーストでは、ここ数年で洗練されたレストランやカフェが次々とでき、モダン・オーストラリア料理から多国籍料理までグルメを堪能することができます。今回は中心部からも近く訪れやすい最新レストラン3軒をご紹介します。
イタリア料理をインスピレーションした「オーゾ」は、カジュアルに上質な料理やワインが楽しめる人気店です。受賞歴を持つ姉妹レストランSocial Eating House and Barのオーナーが手がけています。
お店のシグニチャーでもあるパスタは、イタリアから直輸入された特別な小麦粉だけを使用し、シェフたちが毎日手作りしているそう。必食の一皿です。
・オーゾ
https://www.orzorestaurant.com.au/
サーファーズパラダイスビーチを一望できる景色を楽しむことができるレストラン&バー「ハイド・パラディーゾ」。ヨーロッパの夏をテーマに、植物とネオンライトでデザインされた空間にはDJブースもあり、華やかなディナータイムを過ごせます。
地中海をイメージに作られた料理は、地元の食材を最大限に活用。ヘッドシェフのニコラス・バトラー氏が、シェアやおつまみにぴったりなタパスメニューを創作しています。さらに、バーカウンターで作られる本格的なカクテルも人気のひとつ。種類も豊富で、ユニークな組み合わせのカクテルが揃っています。
・ハイド・パラディーゾ
ブロードビーチ近くの路地をスタイリッシュに改装した「フィグ&フランキーズ」は、ローカルの若者たちで賑わう隠れ家レストランです。おしゃれな空間デザインの店内は、雰囲気も抜群です。バーカウンターでは、オリジナルカクテルを作るパフォーマンスを間近に見ることができます。
カクテルやワインに合わせたタパススタイルのメニューには、新鮮な野菜やチーズなどを使用したヘルシーなお料理が多い印象でした。落ち着いた空間と小さめのポーションサイズのお料理ということで、おひとりさまでも訪れやすい一軒です。
・フィグ&フランキーズ
https://www.figandfrankies.com.au/
クラフト蒸留所が盛んなオーストラリアらしい体験を!
世界的なクラフトジンブームのなか、オーストラリアでも伝統的なものからモダンなものまで、あらゆるからタイプの蒸留所が増えているそう。今回はゴールドコーストでクラフトジンを作っている「コールドロン蒸留所」を訪れました。蒸留所はマウント・タンボリンエリアにあり、美しいブドウ園と豊かな緑の草地が広がります。バーでドリンクの試飲や、景観のいいテラスでフードも楽しめます。
さらに、ジン作り体験に申し込めば、蒸留所で自分だけのジンボトル作りを体験し持ち帰ることができます。10種類以上もあるボタルカルのフレーバーを自分好みに組み合わせていき、世界にひとつだけのクラフトジンが完成します!
出迎えたくれた3人の共同オーナーは、もともと医者や別の仕事をしていたというので驚き。自然豊かなゴールドコーストだからこそ、素敵な第二の人生が始まったといいます。
・コールドロン蒸留所
https://www.cauldrondistillery.com.au/
ゴールドコーストで泊まるなら、ビーチを眺めるホテルステイを!
最後に、今回の旅で宿泊したホテル「QT ゴールドコースト」をご紹介します。サーファーズパラダイスのビーチフロントに位置しているこのホテルは、ユニークなデザインで知られており、モダンな雰囲気とアートを取り入れたインテリアが特徴です。客室は鮮やかなカラーパレットとモダンな家具で装飾されており、自然にも配慮されたアメニティが完備されています。
ホテル内にはレストランやバー、カフェもあり食も充実。とくに、朝食バイキングが種類豊富で美味しいことで有名なのだそうです。屋外プールやフィットネスセンターなどの施設も備わっているので、旅中でもリフレッシュできます。
なにより客室からのビーチの眺めが絶景! 最終日には、テラスから海に虹がかかった瞬間を見ることができ、最高の旅の締めくくりとなりました。
ゴールドコーストから成田へもジェットスターの直行便で帰国。片道4万2000円*~で週4~7便運航されていて、燃油サーチャージ不要なのは、このご時世嬉しい限りですよね。
* エコノミークラス「Starter」片道運賃。機内持込手荷物は合計7kgまでとなります。支払手数料、空港使用料、諸税が別途必要です。諸条件が適用されます。 燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)は不要です。エコノミークラスには受託手荷物の料金は含まれません。ビジネスクラスは 30kg までの受託手荷物が含まれます。
今回は、ビーチリゾート以外にも新たな一面を見つけることができたゴールドコーストの旅となりました。自然やトレンドグルメ、アクティビティが豊富な旅先を探している方は、ぜひ訪れてみてください。
協力:
・オーストラリア政府観光局
www.australia.jp
・クイーンズランド州政府観光局
・ジェットスター
◎取材&撮影&文/對馬杏衣
価格は税込です。店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。