小田急線の地下化で誕生した商業施設や、京王線の高架下のリニューアルなど、なんだか騒がしい下北。はしご酒の途中で新店巡りをはさめば、酔い醒ましにちょうどいい。
1軒目は”酒の飲める飯屋”『都夏』。昼ごはんで乾杯!
乾杯と朝昼兼用ごはんを目的に訪れた『都夏』は“酒の飲める飯屋”という、はしご酒1軒目にぴったりなコンセプト。新鮮な野菜や産地直送の魚介など、旬の素材を活かした和の料理が日替わりや週替わりで登場します。創業30年を超える長い歴史の中で、映画『モテキ』のロケ地になったり、お笑い芸人のこがけんさんが板前修業をしていたのはけっこう有名な話。
きゅうりのぬか漬け(460円)や、味噌をつけていただく大阪泉州産の水茄子(560円)など、みずみずしい旬の野菜をそのまま味わう惣菜がいっぱい。刺し身という名のサラダ(ハーフサイズ640円)は定番の人気メニュー。
〈店舗情報〉
都夏(つげ)本店
☎︎ 050-3184-1930
営 16:30~23:30、土12:00~23:30、日祝12:00~23:00
休 なし
お通し 300円(土日祝なし)
2軒目は『立てば天国』でスパイスをきかせた創作和食を
日暮れが迫り小腹が空いてきたら、いよいよ2軒目。『立てば天国』はリロード2階の立ち飲み店で、スパイスをきかせた創作和食、果実やスパイスが原料の蒸留酒など、わくわくするメニューが目を引く。料理は個性的な豆皿で少量ずつというのが、のんべえ女子ファーストなお店。立ち飲みに疲れたら、座れるテラス席があるのも嬉しい。
和をベースにしながら、アジア各国料理のスパイスでアレンジした創作和食も人気。(左から)米沢牛半生レバー山椒スパイスソース480円、トマトのお浸し柚子の香り380円、米沢牛センマイ刺し実山椒と白味噌480円
〈店舗情報〉
立てば天国
Instagram @tachi_tengokugoku
営 16:00~23:00、土日祝14:00~23:00
休 なし
お通し 300円
3軒目はナッツ食べ放題の立ち飲みバー『tico 池ノ上 stand up please』で締めくくり
さあ、下北の夜を締めくくるのは、ナッツ食べ放題の立ち飲みバー『チコ』。自家製漬け込み酒や、食べ放題の殻つきナッツの割り方など、ご新規さんでも自然と店主との会話が弾むので臆せずドアを開けてみよう。もしも常連さんが居合わせたら、下北沢の穴場情報を引き出して、次なるはしご酒計画のヒントに!
Instagramを見て、自家製漬け込み酒を目当てに来店するお客も多いそう。ラズベリーテキーラ、プラムとしそのブランデー、セロリときゅうりのジン、アールグレイ焼酎など独創的な組み合わせも。
ナッツの食べ放題。殻は床に落とします。
〈店舗情報〉
tico 池ノ上 stand up please
Instagram @tico_standupplease
営 19:00~27:00、日15:00~23:00
休 なし
チャージ なし
はしご酒を楽しみながら感度高めのお店を巡ってみるのもいいかも。
◎撮影/松元絵里子 ◎モデル/渡辺彩弥加、小嶋彩音
価格は税込です。店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。