2024.12.12

mina編集者のとある1日に密着! 雑誌づくりのリアルな裏側を公開

「雑誌ってどうやってつくられるの?」「minaってどんな人がつくっているの?」そんな疑問を持ったことはありませんか? そこで今回、アシスタント歴10ヶ月のわたくし栁澤が、ファッション担当・石沢先輩の1日に密着してきました! 撮影や展示会、さらにはカフェでの裏話まで(!)知られざる編集者のリアルな日常を覗いてみてください。

 

– Today’s Schedule – 

撮影

展示会

ランチタイム

リサーチ

□PC作業

 

撮影

・撮影準備

この日は、mina23合併号(12月19日発売)の『カラダの保湿アイテムは香りで選びたい。』企画内のスタジオ撮影日。撮影する商品を並べ、ひとつひとつ丁寧にチェック。実は、商品は購入しているのではなく、メーカーさんからお借りしているのです。それをリースといいます。​​リース依頼から商品の受け取りまで、編集者がすべて管理し、届いたあとには状態を細かく確認。パッケージに傷がないかなど細かい点にも目を配ります。ここまで入念にチェックしているとは知らず、正直驚きました。

 

・カメラマンと最終確認

撮影が始まる前にカメラマンと打ち合わせ。商品が魅力的に写る照明や角度など細かな部分までイメージを共有し、カメラマンと意見を交わしながら最終調整を進めていきます。ただ、「自分のイメージを伝えるのって難しそう⋯⋯」と思いますよね。そこで登場するのがラフ。ページのレイアウトや構成、写真の配置などを下書きしたものです。編集者は、これをもとにアイデアを形にしているのです。

 

・撮影スタート

撮影中の様子①

撮影商品の配置を試行錯誤。「ここに小物を加えてアクセントにしよう」と、全体のバランスをみながら慎重に進めます。背景・小物次第で、見え方が大きく変わるのです。何気なく目にする雑誌の1ページが、こうした細かな配慮と工夫によって作り上げられていることに、改めて感銘を受けました!

 

撮影中の様子②

真剣な表情でモニターをチェック。商品の形や色味が鮮明に写っているかなど細かなところへも気を配る様子からは、こだわりと丁寧さを感じました。時折「素敵!今のいい感じです!」と声をかけ、現場を盛り上げる場面も。ムード作りも編集者の大切な役割なのだそう。

 

 

展示会

新シーズンのアイテムやトレンドをチェックするため、ブランドの展示会へ。プレス担当の方におすすめアイテムや新作情報を伺いながら、企画につながるヒントを得ます。実際に手に取り、素材感やディテールをしっかり確認することを心がけているのだそう。

これまでさまざまな展示会にご一緒させていただきましたが、どの会場でも、「久しぶりー!」「元気だった?」などプレスの方々と親しく会話をされていて、その人脈の広さには毎度のごとく圧倒されます。先輩、さすがです⋯⋯

 

どうやらSMLのこのアイテムが気になったようです。「日常使いはもちろん、旅行バッグとしてもよさそう」と、アイテムを見ながらイメージを膨らませる先輩。minaの企画のアイデアはこうしたフィールドワークから生まれているんですね。

・SMLのアイテムが気になった方はこちらをチェック。

Instagramsmlofficial

 

 

ランチタイム

展示会の後は、編集部の仲間とたまたま見かけた中華料理屋でランチ。麻婆豆腐を注文し、ひと口頬張ると、なんとも満足そう! 普段はバタバタしている編集部も、この時間だけは少し落ち着きます。それぞれに好きなものを頼み、最近見たものや行った場所の話など、ゆるやかな会話が続き、ランチタイムは気持ちをリセットして、午後に備える充電タイムなのだとか。

 

ちなみに、私はチャーハンとラーメンのがっつりセットをいただきました(笑)!

 

 

リサーチ

展示会の会場近くにある『hibi 10MINUTES AROMA』の店舗を訪れました。気軽に香りを楽しめるマッチ型のお香で、撮影で知って以来愛用しているそう。

 

ただ香りを試すだけでなく、「読者の日常にどう取り入れやすくなるか」を考えながらリサーチを進めます。先輩のお気に入りはレモングラスの香り。仕事の合間にオンオフを切り替えたい時や、集中力を高めたい場面で活用しているのだそう。こうして、アイテムを実際に試し、どのように伝えるかを考える姿からは、読者のみなさんに対する深い思いを感じました。

 

兵庫にある本社敷地内のファクトリーショップと、こちらの店舗では、16種類もの香りが揃い、気分や好みに合わせて、8本入りのマッチ箱風ボックスに自分だけのオリジナルアソートを作ることができます。さらに、スタッフの方が実際に火をつけてくれるため、お香を焚いた時の香りをその場で確かめられるのも、実店舗ならではの魅力です。編集部員もそれぞれオリジナルのアソートを作成しました。好きな香りを詰めたり、8種類すべて違う香りにしたりと、自分らしい楽しみ方を満喫していました。気分に合わせて自由に作れるこの体験、香り好きにはたまりません!

 

 

・訪れたのは⋯⋯

hibi 10MINUTES AROMA STORE TOKYO

 

住所:東京都台東区蔵前4丁目4-8 田中ビル1F

電話番号: 03-5829-6306

営業時間: 12:0019:00

定休日:月曜日(祝日は営業)

Instagramhibi_storetokyo

 

 

PC作業

外出している日は、そのまま近くのカフェで作業をすることも。撮影やリサーチの合間に溜まったメールの返信やスケジュール調整、原稿作業など、多岐にわたる業務を進めます。お気に入りのPCケースは、『スキマ』で購入したレザー製。使い込むほどに味が出るデザインで、使う度に気持ちが引き締まるのだとか。

 

実はこの時、「minaよく読むんだよね~」という会話をしているふたり組に出会ったんです。ふと耳に入った読者の方の会話に思わず耳を傾け、編集者としてのやりがいを再確認。「こうして街で読者の声を聞けるのは、本当に嬉しい瞬間!」と先輩も笑顔を見せていました。

 

 

撮影、展示会、リサーチ⋯⋯忙しいスケジュールの中にも、読者のみなさんへの思いとこだわりがぎっしり詰まった1日。「雑誌ってこんな風にできあがるんだ!」と、その過程を楽しんでご覧いただけていたら嬉しいです。次号のminaもこうした積み重ねからできあがっています。ぜひ楽しみにしていてくださいね!

 

 

今回密着したのは⋯⋯

石沢 葵

topsYLÈVE

outerbeautiful people

pantsUNIQLO

shoesParaboot

 

mina編集部のファッション担当デスク。学生時代に出版社でのアシスタントを経験した後、編集者として独り立ち。現在は主にファッションのメイン企画などを担当する。

この日は、動きやすさを重視してパンツに定番のGジャンを羽織ったシンプルスタイル。「オレンジの鮮やかな色味で気分をあげて、重くなりがちな秋冬のコーデにアクセントを加えたのがポイント」なんだそう。

 

 

今回の記事をご覧になって興味を持った方は⋯

 

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WEEKEND ROUTINE 坂東龍汰&西野七瀬
ふたりの週末は、スキンケアから。

  • ◆ふたりで楽しみながら、冬の乾燥を乗り越える!シェアコスメでスキンケア
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