ステイホームがまだまだ続く日々。そんな憂鬱になりがちな朝には「朝ヨガ」を試してみて。こころとカラダをスッキリさせて気持ちの良い1日のスタートが切れます。今回は、運動のできる広い場所に行かなくても、ベッドの上でできるポーズなどを紹介します! 簡単にできるポーズばかりなのでぜひ、明日の朝から取り入れてみてください。
▶︎教えていただいたのは…
綿本彰さん
日本ヨーガ瞑想協会会長で、日本のヨガブームの火付け役。著書に『「心の疲れ」をどこでもリセット!ゆるヨガ』(三笠書房)など多数。観ながら実践できるYouTube「綿本彰オフィシャルチャンネル」にも注目が集まる。
1.プチワニのポーズ
ベッドの中で、寝転がったまま行うポーズです。腰周りや脇周りが伸びる気持ち良さを感じ、少しずつ目が覚めます。バンザイのポーズがキツかったらひじを曲げてもOK。とにかく心地良く伸ばしてみて。
HOW TO 〈1セット〉
①深呼吸をしながら、左腕を頭上に上げ全身を気持ちよく伸ばす。左腕は手のひらを下向きに、右手で左ひざを外側から持って右側に向ける。右脚は後ろに引き伸ばす。②息を吐きながら上半身を左に開いてねじりを深める。その姿勢で完全脱力し、ゆっくりと5呼吸キープ。おなかに力を入れて、反対側も1から同様に行う。
2.月のポーズ
脇下あたりを気持ちよく伸ばす月のポーズは、座った状態で行ってもOK。でも、おなかに意識を集中さ せることを忘れずに。手をできるだけ遠くに伸ばすイメージでしっかりストレッチしてみて。
HOW TO〈気分に応じて1〜2セット〉
①息を吸いながら頭を軽く引き上げ、両手を頭上に持ち上げて手を合わせる。座って行う場合は楽な姿勢で、立って行う場合は穏やかに床を踏みしめて。②息を吐きながら上体を傾けて脇を伸ばしきる。痛気持ちいいところまで状態を傾けて30秒ほど深呼吸を繰り返す。 息を吸いながらカラダをもとの中央位置に戻し、反対側も同様に。
3.立ち木のポーズ
おなかに力を入れて、自分のバランス感覚に集中するヨガの基本ポーズ。最初はお手本のようにポーズを安定させるのが難しいかもしれませんが、30秒キープできる自分なりのベストな姿勢を見つけて。
HOW TO 〈1セット〉
①右脚を持ち上げ足裏を左脚の太ももの内側につけて立つ。背筋を伸ばし、頭から吊られているような勢で足裏と太ももがお互いに軽く押し付け合うように立つ姿勢をキープする。②息を吸いながら頭を軽く引き上げ、手を広げバンザイのポーズに。30秒ほど深呼吸したら、息を吐きながら手を下げ、反対の脚でも同様に行う。
『朝ヨガ』でコンディションをととのえる
朝に行うヨガはカラダを目覚めさせてくれて、1日のコンディションをととえてくれます。「朝日を浴びて、外の風を感じるとさらに効果的。一度騙されたと思って朝ヨガをやってみてほしい」(綿本さん)と、朝ヨガはいいことだらけです! ぜひ1日のルーティーンに取り入れてみてください。
◎イラスト/こつじゆい