2024.11.18

東京の街、再発見。<Face Records SHIBUYA>@渋谷/TOKYO SHOP HOPPING【vol.5】

東京の街は、歩くたびに発見がある。ほら、こんなところにも洒落たお店が。感度が高いこだわり店主が集めた“いいモノ”が並ぶ、そんなセレクトショップへ案内します。新たな出会いを求めて、いざぶらり、東京さんぽ。

 

レコードの聖地・宇田川町でディープな音楽に身を委ねる

 

渋谷にある通称「シスコ坂」を上った先に、国内外から音楽好きが集まる店、フェイスレコード 渋谷店がある。ここは横浜でメールオーダーから始まったレコードショップの1号として、’96年にオープンした。

 

「渋谷店は開店当初から得意としているソウル、ファンク、ジャズ、ヒップホップなどブラックミュージックが多いです。’90年代当時、このあたりはストリートカルチャーに精通する人やお店が溢れていて、そういった音楽が好きな人が集まっていたんです。今もD J、ラッパーなどプレイヤーのお客さんもよく来ます」

 

そう話すのは、店長の高柳さん。店には常時3,000〜4,000枚のレコードを揃え、最近では訪日客の増加を受け、さらに幅広いジャンルをセレクトしているそう。

 

 

「数十万円する’50年代ジャズの原盤から、数千円で買える再発盤に、新進気鋭アーティストの新譜も。訪日客に人気の日本のジャズやフュージョンなども増やしています。ジャンルや希少性にこだわらず、お客さんにいつ来ても新しいものがあると思ってもらえるよう、定期的に在庫を入れ替えています」

 

 

フェイスレコードは海外での知名度も高く、 有名アーティストが訪問することも。写真はL.A.を拠点に活動する音楽プロデューサー、アルケミストがプライベートで来店した際にもらったサイン。

 

 

木の温もりを感じる店内は小さいながら清潔感があり、センター街の喧騒から離れてゆったりレコードを探すことができる。スタッフは20代が中心ということもあり、レコード初心者にとって入りづらさがない。そんな環境づくりは、もっとたくさんの人に気軽にレコードの魅力を知ってほしいという思いからだった。

 

壁面の棚には山下達郎や菊池桃子といった’70〜’80年代のシティポップを中心としたカセットテープも並んでいる。

 

 

「音楽の聴き方っていろいろありますが、レコードの場合は、手に取ってプレイヤーに置いて針を落とすという行為を伴うもの。気分を変えたいときのスイッチになると思うんです。移動中にながら聴きするのとは違って、音楽を聴くこと自体をもっと楽しんでもらえたらと思います」

 

レコードマニアも初心者も満足できる店でお気に入りの一枚を見つけて、おうちでじっくりとアナログ音楽の魅力に浸ってみては。

 

 

 

SHOP INFO

 

渋谷/Face Records SHIBUYA
@face_records

 

 

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Photo / Uehara Mitsugu

 

mina2024年12・1月合併号より

 

商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。

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mina 2024年12・1月合併号

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 STORY of WEEKEND
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  • ◆この秋冬は「ジャケット」さえあれば。
  • ◆カジュアル好きのふたりが着たい「週末テーラード」
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