外国人がおすすめする“まにあっく”なスポットを訪れて、東京の魅力を再発見する企画。
今回は、新宿の文化服装学院に通うローレンリムソフィさんがおすすめする古着屋さん<Re’all>を紹介します。
運命の一枚が必ず見つかる
圧倒的物量と知識の極み
古着の街・高円寺のなかでも、在庫の数はトップクラス!常時1万点以上のアイテムを抱える<リオール>。2か月に1回のペースでロサンゼルスへ買いつけに行き、直感的にいいなと思ったものをジャンルレスで仕入れているそう。
その古着知識と古着愛からの親身な「接客」がとにかく大評判。初心者から古着オタク、海外の人までだれもが大満足。
スタッフのショウゴさんが持っているのは60年代のスーベニアジャケット(272,800円)、テストプリントが繰り返されたダメージT(価格未定)。
ほかにもイヴ・サンローランのノベルティスウェット(16,280円)と、超マニアック!
Re’all(リオール)
Instagram:reall.koenji
おすすめしてくれたのは…
マレーシア出身
ファッショングッズ専攻科 ローレンリムソフィさん
Q.日本に来た経緯は?
旅行や交換留学で来たこともありましたが、日本に住み始めたのは、東京デザイナー学院という学校に入学してから。そこでファッションビジネスを学んだあと、ファッション小物や革についてもっと研究したいと思い、2年後に文化服装学院に入学しました。
Q.週末はどんなことをしていますか?
小さな居酒屋さんでお酒を飲むのが好きです。特によく行くのは三茶。マレーシアから友だちが遊びに来たときは、ご飯は必ず居酒屋さんに連れて行きます。マレーシアはお酒の税金がすごく高いから、みんなびっくりするんですよ。
あとはR&B、HIPHOPとか、好きなジャンルの音楽バーに行っています。そこで知り合った人にバッグのデザインを頼まれたり、新しい出会い、将来につながる出会いがあったりもします。
Q.ここ<Re’all>は、どこがおすすめ?
古着が好きで、高円寺や下北沢によく行きます。<Re’all>はレディースは少ないんですが、小柄な私にも合う服がたくさんあるのと、アイテムひとつひとつが洒落てるんです。気さくな店員さんが、「こういうの似合うんじゃない?」っていろいろおすすめしてくれるので、行くと毎回何か買っちゃいます(笑)。
Q.ローレンさんにとって、東京ってどんなところ?
東京は、みんな服がおしゃれ。マレーシアは季節がひとつしかないから、パジャマみたいな格好になりがちなので、見ていて面白いです。あと、街並みとか建築とか、新しいものと古いものが混じっている感じがすごく好きです。学校の上の階から新宿の街を見ると、今でも感動します。
Q.今後ローレンさんがやりたいことは?
文化を卒業後は、お仕事を頑張りながら、彼と一緒にやっているファッション雑貨のブランド・ACTLUSも続けていきたいです。ネット販売をしていますが、定期的にイベントなどにも出店したいなと思っています。
-Profile-
ローレンリムソフィさん
マレーシアのクワランプール出身。文化服装学院のファッショングッズ専攻科に通う。好きなお酒はビールとハイボール。
Instagram:laurensophielim
-information-
文化服装学院
Instagram:bunka_fc
有名デザイナーを多数輩出
世界基準の「BUNKA」ブランド
創立100周年を迎えた日本を代表するファッションスクール。髙田賢三や山本耀司といった世界で活躍するデザイナーの出身校として知られ、今もなおファッションの先端を走り続けている。「BUNKA」ブランドに憧れて、世界中から入学希望者が絶えない。
<STAFF>
◎撮影/荻島怜(店舗)、コレナガヒヨリ(人物)
mina2024年4月号より
店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。