いまやマスキングテープの代名詞になっている<カモ井加工紙>の<mt>ブランド。岡山県生まれのこの<mt>が、岡山県の瀬戸内市や、瀬戸内国際芸術祭(通称:瀬戸芸)が開催真っ最中の岡山市犬島とコラボレーションを行っています。美術館やヨットハーバーなどの建物がmtのマステでラッピングされ、まるでアート作品のよう。さらに、限定のmtグッズも多数登場! 期間は8月31日まで。ぜひこの週末に、いまだけのmtアートを体験してみませんか?
空間を生かしたmtアートやオブジェを体験! 瀬戸内市立美術館
瀬戸内市ゆかりの作家の作品を収蔵している瀬戸内市立美術館。今回特別に3、4Fの展示室にmtを使ったアートやオブジェが展示されています。こちらは時間によってライティングが変わり、幻想的な雰囲気を醸し出す<波間>。どの作品も撮影が可能なので、アーティな写真をぜひ挑戦を。
<Tube>(写真上)は、mtが吊るされた鏡張りの小部屋。中に入れば異空間に迷い込んだよう。
瀬戸内市立美術館
住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓4911
電話:0869-34-3130
営業時間:9:00〜17:00(最終入場は16:30)
休館日:月曜
料金:大学生以上500円
HP:https://www.city.setouchi.lg.jp/site/museum/
mtを使ったワークショップも行われているので要チェック。
mtラッピングされたクラブハウスでお買い物。牛窓ヨットハーバー
西日本で最大級の規模と言われる牛窓ヨットハーバーもmtとコラボ。瀬戸大橋を思わせるクラブハウスが爽やかなカラーのmtでラッピングされています。2Fの期間限定のショプではオリジナルグッズも販売されていて、景色を眺めながらショッピングが楽しめます。
牛窓ヨットハーバー
住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓5414-7
電話:0869-34-5160
営業時間:9:00〜17:00
休館日:火曜
料金:無料
HP:http://ushimado-yh.jp/official/
クラブハウスの一角にある<港の中のキッサテン>でひと休みもできます。
戦前の赤屋根のアトリエをデコレーション。牛窓オリーブ園
牛窓オリーブ園は約2000本ものオリーブが栽培されている、瀬戸内海が一望できる広大な公園。オリーブに魅せられ、瀬戸内の風景を描き続けた画家・佐竹徳のアトリエがmtとコラボ。戦前から残る歴史を感じる佇まいに不思議とmtがなじみ、唯一無二の空間に。
天気がよければ、明石海峡大橋、瀬戸大橋のほか瀬戸内の多島美を臨めるオリーブ園の展望台も、mtでラッピング。この日は珍しく曇りでしたが、晴れの国・岡山の青い海と空、そして展望台の青いドットのコントラストはぜひ実際に体感を!
牛窓オリーブ園
住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓412-1
電話:0869-34-2370
営業時間:9:00〜17:00
休館日:mtアート開催中は無休
料金:無料
HP:https://nippon-olive.info
オリーブショップ2Fの<山の上のロースタリ>では美味しいコーヒーを味わうことも。
国登録有形文化財の銀行も! 街角ミュゼ牛窓文化館
カーテンのように垂れ下がり、ゆらゆら揺れる様子が涼しげなmtのラッピングが施されたのは、国登録有形文化財の建物。牛窓銀行本店として大正4年に建てられ、今では地域の歴史文化を展示するなど、交流の場所になっています。こちらも期間限定でmtグッズを販売。
街角ミュゼ牛窓文化館
住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓2835-1
電話:0869-22-3953(瀬戸内市文化観光課)
営業時間:9:00〜17:00
休館日:mtアート開催中は無休
料金:無料
HP:https://www.city.setouchi.lg.jp/soshiki/23/122206.html
犬島の<白い家>は開催中の<瀬戸芸>と一緒に楽しもう
今年で5回目を迎える瀬戸内国際芸術祭。その舞台のひとつになっている岡山市の犬島は、定期船で岡山市の中心部から約60分で行ける、約30人強が暮らす小さな島。<瀬戸芸>では、島にあちこちに点在している、空き家を利用した<犬島「家プロジェクト」>というアート作品を楽しめます。この<瀬戸芸>と一緒に、mtコラボのアート作品を鑑賞できるのは今だけ(mtアート作品自体は2023年3月31日まで楽しめます)。mtでカラフルに彩られた白い壁が特徴的な空き家は、外観と内観で違った魅力が楽しめます。限定で販売されているグッズも要チェック!
ほかにも海沿いのフェンスがmtで飾られていたり、防波堤がデコレーションされていたり、島のあちらこちらでmtコラボのアートを見ることができます。
犬島/白い家
住所:岡山県岡山市東区犬島
電話:086-465-5800(カモ井加工紙)
営業時間:9:00〜16:00
休館日:火曜
料金:無料
犬島のmtショップ限定で1,000円購入ごとにレアなテープを1個もらえます!
合わせて楽しみたい、アートな美食。大原美術館プレミアムモーニングツアー
アートつながりでぜひ一緒に立ち寄りたいのが、クロード・モネの名画《睡蓮》などが所蔵されている、倉敷市にある大原美術館の特別企画<大原美術館プレミアムモーニングツアー〜モネの朝食〜>。美術館の開館前の朝8時から貸し切りで、特別解説員が語る秘蔵エピソードを聞きながら作品を鑑賞し、その後、隣接した倉敷国際ホテルにて、クロード・モネのレシピを再現した朝食を味わうことができるんです。
クロード・モネは美食家としても知られており、自宅に菜園を作り、野菜やハーブ、香辛料を育て、食材の新鮮さを大事にした食事を味わっていたそう。その現存するレシピを再現したのがこのスペシャルモーニング。倉敷<藤原ファーム>の洋野菜サラダを添えた鴨のパテや、<お日たま>という岡山産の卵を使ったポーチドエッグ、そして岡山といえばのフレッシュなフルーツなどを朝から贅沢に味わえ、なんとも至福の時間!
プレミアムモーニングツアーを楽しんだあとは、ぜひ暫定開館中の新児島館(仮称)にもお立ち寄りを。日本を代表する現代美術作家・ヤノベケンジ氏の作品《サン・シスター(リバース)》が鎮座しています。もとは東日本大震災の復興を願い制作された作品で、今回、新館開館に伴い、コロナ禍における倉敷市や大原美術館の再生を願って、装いを新たにしたもの。《サンシスター(リバース)》は再生を願って、不定期にこの姿から「立ち上がる」のですが、それがどんな姿なのかは、実際に見てのお楽しみ。
※2022年11月30日(水)で一般公開終了予定
大原美術館プレミアムモーニングツアー〜モネの朝食〜
住所:<大原美術館>岡山県倉敷市中央1-1-15
<倉敷国際ホテル>岡山県倉敷市中央1-1-44
電話:086-422-0005(大原美術館)
所要時間:2時間(8:00〜10:00、7:50集合)
開催日:〜9月の毎週日曜(9/4を除く)、10/2、9、11/20、12/4
料金:1人7,100円(要予約)
HP:https://okayama.visit-town.com/visittour/ohara-monet_dc/
大原美術館 新児島館(仮称)
電話:086-422-0005(大原美術館)
営業時間:10:00〜16:00
休館日:大原美術館の開館予定に準ずる
料金:無料
この夏の岡山は、mtをメインにアート三昧。まだまだ間に合う夏旅。友人とでも、もちろんひとりでも楽しめるアートな岡山旅、ぜひ体験してみてください。
◎取材協力/岡山県
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