もとは労働者の作業着だったデニムは、いまや立派なおしゃれアイテムに昇格。末永く着られるイイモノはちょっと値が張るけれど、本来の着方にならって遠慮なくガシガシ着ることで、自分なりの味を出していくのも楽しみってもの。
一枚持っていればなにかと出番の多いインディゴデニムのジャケットは、末永くおつき合いすることになる普遍的なアイテム。気になるブランドの中から、愛着のわく一枚を探してみよう。
ジャケット 42,900円、メンズスラックス 33,000円/ともにA.P.C.(A.P.C. CUSTOMER SERVICE) メンズニット 20,000円/BANANA REPUBLIC メンズカットソー 15, 400円/three dots(スリードッツ 表参道店) メガネ 23,100円/ THE BEDFORD HOTEL(KING STAR)
01:YAECA/DENIM JACKET 14W
ブランド創業当時からつくられている 特濃のインディゴジャケット
ヤエカはオンス違いで4種のジャケットを展開。一番厚みのある14Wは、表面に凹凸が出るように織られた重厚感ある一枚。オーセンティックなシルエットを活かしてジャストサイズで着たら、太めのボトムを合わせるとバランス良し。28,600円/YAECA APARTMENT STORE
02:Lee/RIDERS JACKET
フロント部分に施された ジグザグステッチがアクセント
ライダースジャケットをもとにデザイン。素材に使用した柔らかなプレオーガニックコットンは、従来の慣行農法から無農薬農法への移行期に収穫された綿のこと。生産者の負担を軽減するエシカルな取り組みに貢献している。17,600 円/エドウイン・カスタマーサービス
03:HBNS/DENIM JACKET
ワンウォッシュ加工が施された 体に馴染む柔らかな生地感
サーフ、ミリタリー、ワークをベースにしたアイテムを展開するハバノス。黄色いステッチやカットオフされたバックルバックなど、ヴィンテージライクな要素が取り入れられている。左胸にさりげなく入ったブランドロゴが程よいアクセントに。31,900円/HEMT PR
04:Gramicci/MEADOWS RANCH JACKET
摩擦への耐久性向上のため 丈夫なコーデュラ素材を混紡
頑丈かつ汎用性の高いデザインで登山家やスケーターに愛されるグラミチ。農場で働くカウボーイが着ていた防寒用のランチコートをもとにしたジャケットは、高品質で知られるカイハラデニムを採用。白のステッチがフレッシュな見た目に一役買っている。22,000円/インス
05:CANTON/DENIM JACKET #1963-701
日本製にこだわる老舗ブランドが 育てがいのあるディテールを凝縮
1963年に初の国産ジーンズを発表したキャントン。現在も縫製からパーツまで日本製を貫いている。12オンスの未加工デニムはザラザラとした凹凸感が魅力。インディゴのタテ落ちや鉄ボタンなど、経年変化を存分に楽しめる。42,900円/マッハ55リミテッド
06:PICCADILLY/COLETTE Balloon Jacket
優しい肌触りのジャケットは 上質なオーガニックコットンを使用
1977年にフランス・パリで誕生した、スキニージーンズの元祖、ピカデリー。12.25オンスのデニム地は有機栽培によってつくられたコットンを使用。やや裾口を絞ったバルーンシルエットとドロップショルダーが女性らしい印象を叶えてくれる。22,000円/ドリームワークス
Photo / Sakata Houmi(SIGNO/model) , Sasaki Takeshi( SOIL Inc./goods)
Styling / Murata Aimi
Hair & Make-up / Kato Megumi
Model / Narumi Yui
mina2024年12・1月合併号より
商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。