2024.08.05

【vol.3 素材】あらためまして。 知っておきたいメガネの基本。

パーツの名称、フレームの種類、機能性レンズの違いなど、今更聞けないメガネにまつわる基礎知識をおさらい。メガネを新調する前に押さえておけば、選ぶのがもっと楽しくなって、店員さんとのやりとりもスムーズに進むはず。

 

フレームの素材を知ることで、お気に入りと永く付き合える。

大きく分けると「プラスチック」、「メタル」の2種類に分けられるフレームの素材。

メガネ好きならどちらのタイプもすでに持っているかも?永く愛用するためには、メリットもデメリットも知っておくのがベター。

 

(取材・画像協力:金子眼鏡)

 

PLASTIC(プラスチック)

ボリューム感がありスタイリングのアクセントになるプラスチック素材。代表的なのはセルロイド、アセテートの2種。「どちらも綿花が原料の植物性素材であることは、あまり知られていないかも」(金子眼鏡・小林さん)。

 

セルロイド


初期から使われているプラスチック素材。非常に硬くて変形が少なく、磨くと高級感のある光沢が出る。しかし170°C程度で発火してしまうため扱いが難しく、最近は少なくなっている。現在日本でセルロイドを扱える工房は限られており、量産ができない希少なもの。

 

 

アセテート

20世紀中頃に登場し、セルロイドに変わる素材として使われ始めた。現在はプラスチックフレームの主流となっている。発火性が低いので加工がしやすく、着色や柄入れなど自由度高くデザインできる。セルロイドに比べると柔らかいため、型崩れが起きやすい。

 

 

METAL(メタル)

知的な印象を与えてくれるだけでなく、安定感のあるかけ心地で、長時間着けていても疲れにくいメタル素材。下に挙げた2種以外にも合金、マグネシウム、アルミニウムなどさまざまあり、素材によって価格帯が変わる。

 

 

チタン

非常に軽量で丈夫なうえ、金属アレルギーが起こりづらく、医療機器にも使用されている。メタルフレームの中で圧倒的に多く用いられている素材。不純物の少ない純チタン、バナジウム、アルミニウムを加えてバネ性を加えたベータチタンなど、いくつか種類がある。

 

 

サンプラチナ

昭和時代から使われてきた希少素材。チタンに比べて重さはあるものの、品のある美しい白金の光沢が特長。耐食性も高く、表面にメッキ処理をしなくても変質しにくい。主成分はニッケルで、高級アクセサリーによく使われる貴金属のプラチナは入っていない。

 

 
 
 
 
 

◎Special Thanks / KANEKO OPTICAL

 
mina2024年 8・9月号より
 
商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。

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