俳優としてもアーティストとしても活躍する宮世琉弥さんが、二十歳という節目にエンターテインメントの中心地であるL.A.で撮影した写真集を12月24日に発売する。写真集について、オフの過ごし方についてを伺いました。
−−写真集の見どころを教えてください。
全編L.A.で撮影した、20歳の僕を収めた初の写真集「Anew ー宮城から世界へー」を発売します。タイトルは、“新たに”という意味なんですが、今まで大事にしてきた謙虚な気持ちや、いろいろな想いを込められると思ったので、このタイトルに決めました。
今までは宮城から世界へ行くぞという気持ちだったのが、こうして海外で写真集を撮っていただけたり、世界配されているドラマ(『恋愛バトルロワイヤル』)があったり、グローバルなフィールドで、今後もお仕事をさせていただけるようにという意味で、このサブタイトルがつけられたことも嬉しかったです。
L.A.での撮影中に、海外のファンの方に声をかけていただいてびっくりしました。何で僕を知ってくれていたのかはわからないんですが、英語で話しかけてきてくれたと思ったら、すごく大泣きされていて。嬉しかったです。L.A.は初めてでしたが、車も道路も建物も、何もかもすべてが大きかったです。夕陽が紫色で、日本では見られない色なので新鮮でした。あとは、サンタモニカの電柱にスニーカーがよくぶら下がってるんです。そういうところもおもしろかったです。
印象に残っているのは、写真集の前半に登場するベッドのカット。本当に僕が泊まっていたホテルの部屋で撮影したんですが、L.A.に着いて、空港以外で最初に撮った場所なんです。カメラマンさんを前に、どうしようかと探り探りで、ちょっとボケてみたり。到着したばかりの高揚感もあったので、すごくはしゃいでしまいました。
撮影では素のままの僕を撮ってもらおうと意識しつつ、二十歳になったし、ちょっと色っぽくしたいという気持ちもあったんです。でも、僕の場合、やっぱりちょっと照れてしまって、どうしても笑っちゃって。でもそれが自分らしいと思いました(笑)。
−−気になる宮世さんの“オフ”について。オフはどのように過ごされていますか。
僕はインドアなので、休日と言っても家でのんびりとひとりで過ごすことが多いんです。餃子やバスタなどご飯をつくったり、本を読んだりして過ごしています。カメラアングルだけを集めた作品集や、脚本のつくり方の本など、監督として作品をつくるために学ぶべきだと思うものをよく読んでいます。お仕事の延長のようではあるんですが、僕にとっては、趣味の一環でもあるので、リラックスの時間になっています。
でもつい先日のお休みは、家族との予定があったので、みんなで手巻き寿司を食べたんです。すごく楽しくて、最高のお休みを過ごせました。うちは昔から手巻き寿司をするのが好きで、この日も、魚介類をたくさん持ってきてくれて、足りないものはスーパーに買い物に行きました。何か一品くらい僕がつくろうと思ったんですが、「お前は座っとけ」と父に言われて。父と母が並んでキッチンに立っているのを眺めていました(笑)。本当は美味しいお店にみんなで行くのもいいと思うんですが、家族と手巻き寿司をするというのが、しみじみいいなあと思いました。
家族の話題はやっぱり昔のこと。あのときはこうだったとか、こんな大変なことがあったとか。そういう話をしてくれるようになって、息子を大人として認めてくれているんだなあと感じました。家族での手巻き寿司は、子どものころは当たり前だったのですが、改めて家族と過ごせることが幸せだなと実感しました。これからもお休みの日は、できる限り家族との時間を大事にしたいなと思います。
PROFILE
みやせ・りゅうび●2004年1月22日生まれ、宮城県出身。ドラマ『君の花になる』、『くるり~誰が私と恋をした?~』、『スノードロップの初恋』他、出演作多数。初の単独主演映画『顔だけじゃ好きになりません』が2025年3月7日に公開。
BOOK
宮世琉弥1st写真集「Anew ー宮城から世界へー」
二十歳という節目にエンターテインメントの中心地であるL.A.を初めて訪れ、”今”を切り取った初々しくみずみずしい写真集。プライベートのような飾らない素顔がたっぷり!
12月24日(火)発売
2,970円/発行:SDP
©SDP
◎Photo / Kawaharazaki Nobuki ◎Styling / Hokari Kyu ◎Hair & Make-up / Nakata Suga(GLEAM) ◎Text / Kumagai Mayuko
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