初めてプロポーズした相手は連続殺人事件の死刑囚だった……国内外から高く評価されているベストセラーコミックス『夏目アラタの結婚』が映画化！ 9月6日（金）に全国公開される。今作が映画初出演となる丸山 礼さんに、作品についてインタビュー。またオフの過ごし方も伺いました。
−−作品の見どころを教えてください。
『夏目アラタの結婚』で、はじめて映画に出演させていただきました。初出演が堤 幸彦監督作品ってヤバくなーい？ 主演が柳楽優弥さんってヤバくなーい？ と興奮したあと、「大丈夫かな」と不安になりました（笑）。私が演じた桃山 香は児童相談所の職員で、柳楽さん演じるアラタの先輩。慈悲深い女性なので、包み込むような雰囲気が出たらいいなと思って演じました。
柳楽さんとは先輩後輩の間柄を演じるので、自然な空気感が大事かなと思い、現場では横に並んでお弁当を食べたり、いろいろお話しさせていただいたんです。仲よくなりたすぎて、クランクインのときに握手を求めてしまい、柳楽さんに驚かれてしまいましたが、快く握手してくれました（笑）。
柳楽さんとの撮影は朗らかなシーンが多かったんですが、黒島結菜さん演じる死刑囚の真珠と対峙するシーンはひと筋縄ではいかない感じで、緊張しました。面会室で、真珠から屈辱的な言葉を投げかけられ、桃山 香としても悔しいんですけど、丸山 礼自身も、黒島さんのすごいお芝居を見せつけられて、私もこんなふうになりたい……！ という嫉妬心みたいなものが湧き上がってきちゃって。
そんな気持ちが溢れ出たあとに、真珠の過去に触れ、そこでは児相の桃山 香として寄り添ってあげたいという思いも芽生える。台本のト書きには〝泣く〞とは書かれてなかったのに、泣きそうになり、監督から「涙を流してもいいですよ」と言っていただけたので、感情むき出しでやらせてもらいました。黒島さんに感情をグチャグチャにされる丸山 礼は見ものですね（笑）。お芝居であれだけ感情が高ぶったのははじめての経験でした。
完成した映画を観た感想はとにかくヤバい。プロデューサーさんにもすぐに「ヤバいです」とお伝えしました（笑）。原作の不気味さを忠実に再現し、サスペンスでありながら、めちゃくちゃロマンチックな要素もある。こんな怒涛の展開は観たことがないと感動していたら、エンドロールでは私の大好きなオリヴィア・ロドリゴの曲が流れてくる。最初から最後まで感動と驚きの連続！ このチームに入れたことにも感動しかないです。
−−気になる丸山礼さんの“オフ”について。オフはどのように過ごされていますか。
家では最近、蕎麦ばかり食べています。ごはんをいっぱい食べてしまうので、白米ではなく蕎麦やキャベツにして、ヘルシーにいきたいなと（笑）。蕎麦には好きな薬味をもりもりトッピング。納豆、めかぶ、もずく、梅、みょうが、大葉、砕いたくるみ。白ごまも大好きで、これでもかっていうぐらいかけちゃう。めんつゆはスーパーやネットで買ったり、調味料を置いているおしゃれな雑貨屋さんでも買います。次は、つゆも自分でつくってみようかな。自分で鰹節を削って……いいかも！
私、MBTI診断だとISFPなんですけど、ISFPって布団愛好家なんですよ。だからオフは布団の上でダラダラしながら、大好きな韓国ドラマを観ています（笑）。最近のお気に入りは『ソンジェ背負って走れ』。めちゃおもしろくて、泣けるんですよー。韓国ドラマを観ながら主人公の台詞を一緒に言ったり（笑）、真似しながら観るのも好きですね。
普段はめちゃくちゃインドアなんですが、K-POPのライブやイベントのためなら外へ（笑）。スジュ（SUPER JUNIOR）のファンで、少し前にもSUPER JUNIOR-D&Eのライブに行ってきました。私の推しはドンヘさん。スジュだけはグッズもいろいろ買っちゃう。パーカ、ウィンドブレカー、うちわ、ペンライトなど、推し活を思いっきり楽しんでいます。
取り入れている美容法も韓国発のもの。愛用コスメもそうだし、韓国人のヘアメイクさんが日本にいらっしゃったときにはメイクをお願いしたり。韓国で流行っている〝ララピール〞をクリニックで試したり。韓国の美容技術の高さには感動しますね。
PROFILE
まるやま・れい ● 1997年4月1日 生まれ、北海道出身。現在、TV『王様のブランチ』にレギュラー出演中。タレントとして活動する傍ら、役者としても活躍。主演作にドラマ『ワタシってサバサバしてる から』など。
MOVIE
『夏目アラタの結婚』
日本中を震撼させた殺人事件の犯人で死刑囚の品川真珠、通称：品川ピエロ（黒島結菜）。夏目アラタ（柳楽優弥）は、ある情報を聞き出すために彼女に結婚を申し出るが、真珠からは衝撃の告白が！ 果たして、結婚の先に待つものとは。
9月6日（金）全国ロードショー
出演：柳楽優弥、黒島結菜、中川大志、丸山 礼、立川志らく、福士誠治、今野浩喜、平岡祐太、藤間爽子、佐藤二朗、市村正親
配給：ワーナー・ブラザース映画
© 乃木坂太郎／小学館 ©2024 映画「夏目アラタの結婚」製作委員会
ブラウス／ワンアフターアナザー ナイスクラップ スカート／マニャーナスエルテ イヤリング／ラティス ブーツ／ランダ
◎Photo / Naniwa Bakuzen ◎Styling / Okuda Hiroko(Lpl) ◎Hair & Make-up / Sakate Mak(i vicca) ◎Text / Sekikawa Naoko
2024年mina10月号より
記事に掲載されている情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。
