現在、独占配信中のHuluオリジナル『死神さん2』は、主演の田中 圭さん演じる孤高のクセモノ刑事・儀藤堅忍(ぎどう けんにん)が、毎話、異なる相棒と冤罪事件の捜査に挑む話完結型の刑事ドラマ。シーズン1からさらにパワーアップして帰ってきた本作に、新キャストとして参加する山本舞香さん。
――山本さん演じる2代目パシリの小刀袮 葵(ことね あおい)は、周りに事件や事故を呼び寄せる、自称“不幸を呼ぶ女”だそうですね?
「小刀袮は自分のことを“すごく不幸だ”と言っているけれど、実はそんなに不幸ではないんじゃないかなと思っていて。“巻き込んでしまうから、私の近くにいないほうがいいですよ”と言いながらも、警察官になっているし……。思い込みが激しく、ネガティブ思考の強い面白い女性、と捉えて演じています」
――そんな小刀袮が儀藤の捜査スタイルに振り回される姿も見どころのひとつなんだそう。
「儀藤さんは、あの独特の語り口と一定のテンションで面白いことをボソッと言ってくるので、本番中は笑いを堪えていますが、カットがかかると笑ってしまう(笑)。儀藤と小刀袮のやりとりにも注目してもらえればと」
――さらに、小刀袮の過去には秘密が隠されているとのことで、その謎も気になりますが……?
「オチは言えないんですけど……。毎回、儀藤さんが挑む事件の裏で描かれていく小刀袮の衝撃の過去にも注目して観てもらいたいです。儀藤さんの過去も明かされていくので、ぜひ話から観てほしい。最後まで観てもらえたら『え?本当に』って驚かれると思います」
――撮影現場の様子はいかがですか?
「チームワークの良い楽しい現場で、とにかく撮影が早い。進行がスムーズなので、ずっと新鮮な気持ちでお芝居ができてやりやすいです。堤(幸彦)監督の演出も面白くて。セットには、駄菓子屋さんで売っているような串刺しイカが置いてあったりして、『そのイカを食べて』とか『全員に配って』なんて指示もある。堤監督らしい小道具を使った演出も見どころですね」
――楽しく撮影に臨む一方で、「毎回、緊張の連続」と素直な思いも明かす山本さん。
「大御所の堤監督と、テレビで見ない日はないというほど活躍されている田中さんがタッグを組む作品ですから。そこに入れてもらえるのは光栄ですが、正直、怖いです。こう見えて私、けっこうビビりなので(笑)。
2話で儀藤の相棒役として出演されている奈緒さんとのシーンでは、監督から本番前に『ここのセリフを変えて』、『こういう動きをして』と、いろんな演出があって。私も奈緒さんも撮影が終わった頃には汗だく状態。対応するのも大変で、毎回シビれますし、他の現場では感じないような緊張感がある。その分、刺激的で、本作で得るものは多いと思う。今後の女優活動においても強みになるのかなと思いますね」
PROFILE
やまもと・まいか●1997年10月13日生まれ、鳥取県出身。2011年、女優デビュー。公開中の映画『ブレット・トレイン』では謎の女子学生・プリンスの吹き替えを務める。出演映画『カラダ探し』は10月14日より公開。
INFORMATION
Huluオリジナル『死神さん2』
警視庁にある謎の部署で、無罪確定となった事件を再捜査し、“死神“と呼ばれる刑事・儀藤堅忍。一匹狼の儀藤は無罪事案に関わった警察官を相棒に選び、毎回、バディを変えながら、闇に葬られた真相をあぶり出していく。
Huluにて独占配信中(全6話)/毎週1話配信
出演:田中 圭、山本舞香
(ゲスト)吉田鋼太郎、奈緒、小関裕太、松本若菜、大友康平ほか
©HJホールディングス
シャツ 77,000円、パンツ 51,700円 /ともにGround Y(ヨウジヤマモト プレスルーム) その他 /スタイリスト私物
◎撮影/Sakai De Jun ◎スタイリング/津野真吾(impiger) ◎ヘア&メイク/今関梨華(Linx) ◎取材&文/関川直子