mina読者が今抱える肌悩みに美容のプロたちが丁寧にアドバイス。今号では、思春期ニキビとは違い大人になると気になり出す「背中のニキビ」について、ドクターがアンサー。お手入れのヒントにして。
〈お悩み 〉
背中にプツプツできるニキビの対処法が知りたいです！（3939mokomoko さん）
〈Answer〉
洗浄＆保湿で清潔を心がけ、繰り返さないようにしましょう（山屋 雅美先生）
テカりが気になる顔のTゾーンと同じくらい、背中は皮脂腺が発達しており、皮脂分泌が多い部位。しかも汗腺が豊富で汗をかきやすいので、清潔を心がけ、ニキビが発生・悪化しにくい状態を保ちましょう。
CHECK 1：汗や皮脂をきちんとリセット。「洗い方」に気をつけて！
背中は汗などで汚れが溜まりやすく、洗浄不足がさらなるニキビを誘発することも。一方、洗浄の際の擦りすぎによってニキビがつぶれると、より悪化してしまうので注意が必要です。背中を洗うときは、ナイロンタオルやブラシを使わずに、たっぷりの泡を手にのせ、優しくなでるように。身体を洗う前に湯船に浸かると、毛穴が開いて汚れが落ちやすくなります。またシャンプーなどの洗い残しによる毛穴詰まりを防ぐために、洗髪は身体を洗う前にすませるようにしましょう。
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CHECK 2：「乾燥させない」ことも背中ニキビの改善に
顔と同じように背中のニキビも乾燥が要因のことも。入浴後は背中も忘れずに保湿をしましょう。ただし、油分がリッチに配合されているクリームやオイルなどは、かえってニキビの原因になることがあります。ローションやジェルのような軽い感触の潤いケアを選ぶようにしましょう。
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CHECK 3：通気性や吸収性のいい「インナー」を選ぼう
衣類に包まれているため通気が悪くムレやすいこと、また常に衣類や下着で擦れる刺激があることも背中ニキビの発生原因です。インナーは、肌あたりが良く、通気性や吸水性に優れた素材を選ぶことをおすすめします。
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＼これも覚えておいて！／
春夏はカビによるトラブルも!?
アクネ菌が増殖すると炎症を伴った「赤ニキビ」に。ただしー見、赤ニキビのようなポツポツは「マラセチア毛包炎」の場合があります。常在菌のマラセチアはカビの一種で、皮脂と高温多湿を好むため、背中に繁殖しやすく、特に春夏に増加。赤いポツポツが治らない、患部を擦るとポロポロと皮がむけるというときは、真菌剤での治療が必要。クリニックで受診を。
TEACHER OF THE MONTH
山屋 雅美先生
美容皮膚科タカミクリニック 副院長。クリニックの「にきびオンライン診察」も好評。
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◎Illust / moeko ◎Title design / Hike Naomi ◎Text / Araki Nana
mina2024年7月号より
商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。
