こんにちは! mina編集部の鹿島です。
すっかり春めいてきましたね。
毎年春になると、花粉症の人たちを「大変そうだな〜」と思いつつ他人事で見ていたのですが、最近外に出ると目がしぱしぱして、ちと不安を感じています……。
さてさて、4月18日(金)発売のmina6・7月合併号は「コラボ」特集。
街は「コラボ」で溢れてる! ということで、特集に至ったワケは編集長が語ってくれていますが、
ここでは私が担当したアーティストコラボ企画について、ちょこっと語らせてください。
さりげないセンスが光る、アーティストコラボ
アパレルブランド同士のコラボに次いで最近よく目にするのが、イラストレーター、デザイナーといった「アーティスト」を起用したコラボ。
アートに造詣の深いmina読者なら、関心が高いトピックではないでしょうか?
ブランドが持つ世界観や考え方とアーティストの表現が溶け合ったアイテムは、見慣れたものであっても新鮮に映るし、やっぱりセンスがいい。
全13ページのアーティストコラボ企画では、ウェア、雑貨、コスメとジャンルレスに、旬なアーティストたちとのコラボレーションを紹介しています。
ブランドやアーティストに直接聞いた、デザインする上でのこだわり、その裏にあるメッセージを知れば、よりアイテムが魅力的に映るはず。
実は…登場するモデルたちも、珍しい組み合わせです。
そして今号では、今まで同じ企画で共演することがなかったmiuちゃん、育未ちゃん、YUKIくんと3人のモデルに登場してもらいました。
mina愛読者ならわかるであろう、なかなかレアな組み合わせ。ある意味、これもひとつのコラボと言えるのでは!(こじつけすぎ?)
↑写真は泣く泣くボツにした素敵なカットたち。モデルたちは何をしても絵になるので、撮影は超スムーズに進んだのですが、使いたいカットばかりで、あとで選ぶのが大変でした……。
アートをあしらったアイテムの魅力って、なんだろう?
「アーティストコラボ」企画は、miuちゃんのカットからスタート。
写真の中で積み重なっている本はほとんどが私物です。アーティストコラボだし、アートの本を絡めたい! という私の安直な発想が伺えますね……。
背表紙に「ART」と書かれた分厚い本は、『Art : A Visual History』という洋書のヴィジュアル百科事典(西洋画に興味がある方、おすすめです!)なのですが、カバーにフランスの画家、エドガー・ドガの言葉が書かれています。
“Art is not what you see, but what you make others see.”(「アートとは自分が見たものではなく、他人に何かを見せるものだ」)
言葉の解釈はいろいろあるものの、つまり観る人に感情や思考を喚起する力がアートの本質だよね、みたいな意味合い。
アートがあしらわれたコラボアイテムも、見て楽しいだけじゃなくて、どういう意味が込められているんだろう? どんな作品なんだろう?って、思考を巡らすことができる。そしてその背景を知ると、自分が感じたことを含めてつい誰かに語りたくなる。
心を動かす何かが宿る——それがアートをまとったアイテムの魅力であり、各ブランドが目をつける所以なのかな、なんて思っています。
……と、真面目に語ってしまいましたが、
本誌ではほかにも、異業種コラボ、キャラクターコラボなどさまざまなコラボトピックスを取り上げています。
「コラボ」って、なんでこんなにワクワクするんだろう? その理由を紐解く1冊になっているはず。
ぜひ手に取って読んでもらえると嬉しいです!
4月18日(金)発売 mina6・7月合併号「街はコラボで溢れてる!」
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