映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督待望の最新作! 日本でも話題を呼んだ韓国ドラマ『元カレは天才詐欺師~38師機動隊~』を原作にオリジナリティを加え、監督のもと豪華キャストと精鋭スタッフが集結した待望企画。今作に出演した岡田将生さんに作品についてインタビュー。またオフの過ごし方も伺いました。
−−作品の見どころを教えてください。
出演した映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』で僕がはじめに興味を持ったのが、公務員×詐欺師の組み合わせ。主人公が税務署員ということで、金を騙し取る相手が脱税王で、詐欺師と手を組み金を奪い取る、という話が新鮮で魅力的に感じました。
僕の演じた詐欺師の氷室に対して最初に抱いた印象は、悲しい人だなと。内面を見せないキャラクターですが、単なる復讐劇にはしたくなかったので、そこをベースに役にアプローチしていきました。天才詐欺師という設定については〝天才〞という煽りはいらないかなと思うのですが(笑)、ただ、氷室はデキる男なので見え方は大事だと思い、外側からつくっていこうと上田(慎一郎)監督とも話をして、着ている服や乗っている車など、ひとつひとつ提案して見た目をつくっていきました。
この作品で好きなのがチームをつくって詐欺を働くところ。氷室はひとりでも十分稼いで生きていけるはずなのに、意外と人に頼り、人との繋がりを求めている。そこも魅力的に映りました。俳優もチームでひとつの作品をつくり上げていく仕事なので、氷室に対して共感できる部分でしたね。
税務署員の熊沢を演じた内野(聖陽)さんとの撮影で印象に残っているのは、熊沢家で食事するシーン。そのあたりから熊沢さんが氷室の人物像に近づいていく大切な場面ですし、監督や内野さんとも入念に話し合いながら撮影して。内野さんのお芝居がグサッと刺さりすぎて、逃げたくなったのは記憶に残っています。〝この人(熊沢)にだったらさらけ出しても大丈夫かな〞と思わせてくれるもので、氷室がバディに熊沢を選んだのもそこだと思うんです。
なんなら詐欺師チームに熊沢を入れなくてもやれるのに、わざわざ入れるには何かしら理由があるからで、人間的な魅力だったり……。それもわかった上で氷室は最初から行動していたんじゃないかなという考えで、僕は氷室を演じていました。でも、どんな見方もできるように、いろんな可能性を含めて演じたので、そこは映画館で観てもらえたら嬉しいです。
−−気になる岡田さんの“オフ”について。オフはどのように過ごされていますか。
オフの一番の楽しみは食事。忙しいときでも、仕事が早く終わった日はご飯を食べに行くようにしていて。美味しいものを食べて明日も頑張る。僕にとっては食が活力のもと。リフレッシュにもなっています。
朝ご飯も大事にしているので、休みの日の前日に時間があればスーパーに立ち寄り、食材を買い、朝食をつくる。献立は、白米にお味噌汁、焼き魚、納豆といったスタンダードなもので、お味噌汁はインスタントではなく、自分でつくります。
根菜を食べたほうがいいと聞いたで、ごぼうなどの根菜が入ったお味噌汁とか。納豆が好きなので、スーパーでは必ず納豆コーナーをチェックします。店によって置いている種類が違うので、好みの納豆が置いてある店にはまた来ようって思いますね。あと、塩すじこが好きで。扱っているスーパーは少ないので、わざわざ置いてあるスーパーまで行くことも。それを白米に乗っけて食べるのが最高(笑)。
朝食を自分でつくり、ゆっくり食べる時間って、本当に贅沢だなと思います。食器も好きで、よく買いに行きます。ちょっと深めのお皿を買ったりすると、それに合う料理をつくろうと考えたり。単なるサラダでも、いいお皿に盛るだけで美味しそうに見えますし。丁寧な暮らしを心がけています。
早朝から趣味のゴルフに出かける日もありますが、休みが1日だけの日はキツいので、連休のときだけ。基本的には朝食後、午前中に台本を覚えて、午後からは映画を観に行ったり、夜は友人と外食を楽しむ。外食したときには友だちに写真を撮ってもらうようにしていますが、インスタグラムを見ると、蕎麦の写真が多くて。「蕎麦ばかり食べてるわー」って、インスタグラムをはじめてから気づきました(笑) 。
PROFILE
おかだ・まさき●1989年8月15日生まれ、東京都出身。最近の出演作に連続テレビ小説『虎に翼』、映画『ゴールド・ボーイ』や『ラストマイル』など、公開待機作に『ゆきてかへらぬ』がある。現在、主演ドラマ『ザ・トラベルナース』が放送中。
MOVIE
『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』
マジメな税務署員の熊沢(内野聖陽)は、ある復讐を果たすため、自分を騙した天才詐欺師の氷室(岡田将生)と手を組み、脱税王から脱税額10億+報酬4億円を奪い取ることに。公務員×詐欺師集団による税金徴収ミッションがはじまる。
11 月 22 日(金)
新宿ピカデリーほか全国公開
出演:内野聖陽、岡田将生、川栄李奈、森川葵、後藤剛範、上川周作、鈴木聖奈、真矢ミキ、皆川猿時、神野三鈴、吹越 満、小澤征悦
配給:NAKACHIKA PICTURES JR西日本コミュニケーションズ
© 2024 アングリースクワッド製作委員会
カーディガン、シャツ、パンツ/以上ヒューベント ネクタイ/エンジニアードガーメンツ シューズ/パラブーツ
◎Photo / Kawaharazaki Nobuki ◎Styling / Oishi Yusuke(DerGLANZ ) ◎Hair & Make-up / Kobayashi Reico(dot inc. ) ◎Text / Sekikawa Naoko
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