外国人がおすすめする“まにあっく”なスポットを訪れて、東京の魅力を再発見する企画。
今回は、Tokyo Weekenderのエディター・ゾリアさんがおすすめするアートギャラリー<SHUTL>を紹介します。
カプセルをそのまま生かした
アートギャラリーなんです
「私が育った街が日本の建築家・丹下 健三氏と深い関わりがあることから、建築に興味を持ちました。特に『メタボリズム』という建築哲学が大好き。今はもう解体されてしまった黒川紀章氏設計の『中銀カプセルタワービル』は魅力的でした。」と語ってくれたゾリアさん。
黒川紀章が設計し、1972年竣工後、 集合住宅に使われ、2022年に解体された「中銀カプセルタ ワービル」。現在、そのカプセルの中に展示ができるのはここ『SHUTL』だけ。
施設内にはカプセルがふたつあり、ひとつは内壁を剥がしてスケルトン状態に、もう片方は内装や設備を残しながら竣工当時の姿に修復されている。
現代アートを中心に展示を実施。誰にとっても身近に感じてもらえるキュレーションを目指しているそう。ほかにも写真展やアパレルの展示会など多目的に使用されている。
展示イベントは WEB・SNSで随時更新。
SHUTL(シャトル)
Instagram:shutl_shochiku
◎撮影/archipicture 遠山功太
おすすめしてくれたのは…
北マケドニア出身
ゾリア ペトコスカ K.さん
Instagram:zoria_in_tokyo
-information-
Tokyo Weekender
1970 年に創刊した54 年の歴史を持つ外国人向けの英字ライフスタイルメディア。
mina2024年4月号より
店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。