渋谷の街のどまんなか、道玄坂に今年8月末にオープンした「ホテルインディゴ東京渋谷」。ホテルインディゴといえば、ホテルの近隣エリア=地元のことを「ネイバーフッド」と呼び、地元のローカルカルチャーやストーリーを反映するライフスタイル・ブティックホテルで、いままでに箱根強羅・軽井沢・犬山有楽苑と国内で3軒オープンしていますが、ひとつとして同じホテルはないというのが特徴。
ファッション、音楽、食、アート……常に最新のトレンドを生み出し続ける渋谷のカルチャーを象徴したホテルとは? 今回はメディアツアーでその魅力を体験してきました。
“変化し続ける渋谷”を表現したアートでお出迎え
ホテルインディゴ東京渋谷は、道玄坂にある複合施設「道玄坂通/dogezaka-dori」の上層階にあります。ホテルのエントランスを入ると、過去と現在の渋谷の写真をもとにつくられたアートがお出迎え。早速、渋谷らしいストリート感が漂います。館内はほかにも渋谷を表現するアートがたくさん。一歩踏み入れればそこは、感性を刺激するアートフルな空間。
12階にあるロビーは洋服のパターンをかたどったデザインで、ファッションからインスパイアされた空間。廊下にもストリート感あふれるアートがあり、つい写真におさめたくなります。
館内にはフィットネスジムもありますが、その壁にもエネルギッシュなアートが。
また、館内にはいたるところに“隠れハチ公”がいるのもポイント。渋谷駅のシンボルのハチ公が、渋谷らしいアートなスタイルで、あちこちに隠れています。探すのも楽しい!
渋谷のスクランブル交差点を見下ろす客室で非日常体験!
道玄坂エリアにあるホテルとあって、渋谷の風景をいままで捉えたことのない角度から見ることができるのがおもしろい。高層階のコーナールームからは、渋谷のスクランブル交差点も見えます。
そして、渋谷のカルチャーを感じさせるインテリアとしては、各部屋にレコードジャケットが飾られています。ベッドサイトのランプも、レコード盤に針を落としているところをイメージ。渋谷といえば、世界で一番レコードが集まる街としてギネスにも載ったことがあるほど。客室だけで、渋谷のレコードショップ「Disk Union」から仕入れたレコードが2,000枚以上あるそう。
気になるレコードがあれば、レコードプレーヤーを借り、お部屋で聞くことができます。渋谷のストリートを眺めながらレコードに耳を傾ける、ここでしか味わえない音楽カルチャー体験をぜひ。
お部屋にある隠れハチ公はこちら。カップ&ソーサーの直線的なラインのデザインも、渋谷のスクランブル交差点などやストリートの交わりをイメージしたものだとか。
オールデイダイニングレストランには、さらにたくさんのアートが!
11階にある「Gallery 11(ギャラリーイレブン)」は、ブレックファースト、ランチ、アフタヌーンティー、ディナー、バーと、滞在客以外も利用できるレストラン。まるでギャラリーのなかにいるかのように、アート、レコード、ブックなどがちりばめられています。
渋谷にゆかりのある、さまざまなアーティストが描いた、ハチ公のアートが可愛い……。
一歩テラスに出ると、リゾート感のある開放的な空間が広がっています。渋谷のストリートのどまんなかに、こんなに広いテラスがあるなんて! ひと味違う、渋谷を体験できます。
「Gallery 11」でいただけるのは、インターナショナル料理にジャパニーズツイストを効かせた料理の数々。渋谷らしいミックス感をここでも味わえます。
アフタヌーンティー(4,290円)では、なんとリアルなスケボー“ペニー”に乗って、可愛いスイーツたちが登場。「BREW TEA」の紅茶と、「ONIBUS」のコーヒーと一緒に。
ディナーでは、こだわりのインターナショナル料理をアラカルトでいただけます。写真左は、最初に考案されたというシグネチャーフードとも言うべき「ししとうとブロッコリーの餃子」(1,870円)。渋谷でつくられているブッラータチーズがのっていて、チリポン酢で食べる揚げ餃子は初めての味わい! ビーガンメニューもあり、写真右の「ズッキーニムサカ」(3,080円)は、お肉のような旨みがあるのにヘルシーなんてうそみたい。
料理にあわせるお酒には、シグネチャードリンクを。ジンがベースで8つのフレーバーを感じる「ハチ香」や、ハチ公ソースとチーズを添えたブラッディメアリーベースの「メアリー&ハチ公」など、クリエイティブなレシピがいっぱい。渋谷にあるレコードショップ「マンハッタンレコード」をイメージした青いカクテル「マンハッタン、スパン」はレコードのコースターにのってくるのがおしゃれ。
ブレックファーストは、ビュッフェ形式で。インターナショナル料理をベースに、和食、洋食、ベジタリアンメニューが揃っていますが、ビュッフェにメインディッシュを1品プラスできるコース(4,180円)がおすすめ。
メインディッシュは「“渋谷スクランブル”ハニートースト」(1,430円)など、朝から豪華なメニューを出来立てでいただけます。トーストのなかからスクランブルエッグが出てくる、食べごたえ満点のメニューでした。
・Gallery 11(ギャラリー イレブン)
レストランのほかにも、1階にはカフェ「Shibrewya(しぶるや)」があり、コーヒーや紅茶などのドリンクのほか、片手に持って渋谷の散策ができるワッフルなどが揃っています。
地図を片手に、ローカルな渋谷を感じる旅に出よう!
客室のTVに映し出されるメニューには「ネイバーフッドマップ」なるものがあります。これは、ホテルインディゴ東京渋谷にゆかりのあるローカルスポットを紹介する地図。「ししとうとブロッコリーの餃子」にのったチーズをつくっている渋谷のチーズ屋さんや、ホテルスタッフの制服をデザインしたアパレルブランドのショップなど、地図を片手に散策すれば、渋谷のローカルを体験できるんです。
ほかにも、各客室の電話に貼られているステッカーの、ストリートアートが撮影された場所のマップもあります。ストリートアートだから、時間が経てばかたちが変わってしまうこともあるけど、マップで探して同じ写真を撮るのもおもしろい。
地図にあるネイバーフッドのひとつ「CHEESE STAND」を訪ねました。東京・清瀬市でつくられたミルクを使って、渋谷でチーズをつくる「CHEESE STAND」。ミルクは毎朝3時にタンクで届き、新鮮なうちにチーズを製造。この出来立てのフレッシュなチーズがホテルインディゴ東京渋谷にも届けられているんです。お店の方に少しお話を聞くことができ、渋谷のいまをより感じられ、濃密な旅体験ができました。
東京に住んでいたとしても、じつは知らなかった渋谷のストーリー。地方に住んでいるならなおさら体験してほしい、進化を続ける渋谷のカルチャー。ホテルインディゴ東京渋谷で、ここでしか味わえないローカル体験はいかがですか?
・ホテルインディゴ東京渋谷
住所:東京都渋谷区道玄坂2−25−12
HP: ihg.com
店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。