長崎県といえば、ハウステンボスやグラバー園など、人気の観光地が数多く点在していますが、今回訪れたのは長崎県の南部に位置する南島原市。有明海と自然に囲まれた南島原市の魅力あふれる“心浄旅”をお届けします。
糸のように美しい『鮎帰りの滝』でデトックス
まず訪れたのが、高さ13.7メートル、幅1.7メートルほどの滝周辺はマイナスイオンで満たされている『鮎帰りの滝』。その昔、滝壺近くまで鮎が泳いで帰ってきていたことが名前の由来となっています。エメラルドグリーンに透き通った滝壺は、思わず息をのむほどの大迫力!
上流にある千畳敷は、川遊びのスポットにもなっていて、夏にはスイカやラムネを冷やす地元の子供たちで賑わっています。秋は、美しい紅葉を眺めながら、周辺を散策するのもおすすめです。
・鮎帰りの滝
住所:長崎県南島原市有家町4664
大自然の恵に感謝したくなる『内野水源』
市内随所にある湧水スポットには、市内外を問わず毎日沢山の人が水を汲みに訪れます。そのひとつが、『内野源水神社』です。この南島原市周辺では、豊富な水に感謝する気持ちの表れとして、各所に水神様が祀られています。
水温は約15℃前後、炭酸ガスやミネラルを含んだ湧水は「おいしい!」と地元でも評判。ペットボトルなどの容器を持参すれは、山から流れ出るおいしい水を飲むことができます。地元の方が生活水としても利用しているので、夕方には列ができることも! お米を研ぐ水としてや、割水に活用するなど、様々な活用がされています。水質は軟水なので、口通りも柔らかいのが特徴です。
・内野水源神社
住所:長崎県南島原市深江町甲4824−1
豊かな湧水を利用して作られた『島原手延そうめん』
南島原市には、そうめん業者が200 以上もあって、その技術は中国から伝わってきたという説から、島原天草一揆の後に幕府の移民政策により香川県の小豆島町から伝わってきたとの説も。『島原手延そうめん』の特徴は、コシが強く、伸びにくい!
そんな歴史ある地産グルメを堪能するべく向かった先は、『山の寺 邑居(ゆうきょ)』。雲仙岳の清らかな水源の森に抱かれた古民家で、地元の食材を使った素朴な料理を提供してくれます。
季節によって内容が異なる地野菜の天ぷら(880円)と、手延べそうめん(660円)の相性は抜群。春から夏にかけては、卓上で楽しめるそうめん流し体験もできます。
・山の寺 邑居
住所:長崎県南島原市深江町戊3988−22
船に乗って「野生のイルカ」に会いに行こう
南島原市口之津町では、船に乗って、野生のイルカに会いに行く『南島原イルカウォッチング』体験ができます。
約200頭の野生のイルカを一年通して高確率で出会える理由は、 潮の関係で餌が豊富なスポットに住み着いているからなんだとか。 イルカの観測率は、なんと90%以上とも言われています!
野生のイルカを間近に見られる貴重な体験(大人:3,000 円、子供:2,000 円)は、旅のクライマックスにもってこい! 雨の日も冬期も運航している鑑賞ツアーは、旅の思い出作りにピッタリです。観光地巡りだけではない、長崎県南島原市の“水の都”を巡る旅にでかけてみませんか。
・口之津イルカウォッチング
住所:長崎県南島原市口之津町丁5771-1
HP:http://dolwatch.jp
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