東京・羽田空港から2時間半ほどでアクセスできる台湾は、北から「台北・台中・台南」と3つのエリアに分かれており、台北と台南へは日本からの直行便が就航しています。台中へも、台北駅から台湾高速鉄道で1時間でアクセスすることができ、日帰りでも楽しめるおすすめエリアです! 今回は、そんな台中旅行では欠かせない、アートでフォトジェニックなおすすめスポットを、3つご紹介します。
まるで図書館? アイスクリームショップの「宮原眼科」&「第四信用合作社」
図書館を彷彿させるかのような、レトロモダンな雰囲気漂う「宮原眼科」は、台中駅から徒歩1分にある、台中旅行には欠かせないフォトジェニックスポットです。1927年に宮原武熊さんによって開院された「宮原眼科」は、宮原さんの日本帰国後「台中市衛生医院」として再利用され、数十年にわたり閉鎖されていました。
そこで、台湾で初めてパイナップルケーキを発売した日出グループが、2011年に「アイスクリームショップ」としてリニューアルオープン。今ではたくさんの人が訪れる超人気スポットとなっています。店内では、アイスクリームが食べられるほか、可愛いスイーツやギフトを買うこともできますよ。
入ってすぐのカウンターには、「宮原巧克力(宮原チョコレート)」が販売されています。チョコレートには、台湾産の干しブドウや苺、オレンジなどのフルーツが使われていて、板チョコが豪快に積み重なっている「樹皮チョコレート」は、見ても楽しい、食べても美味しいチョコレートです。好きな分だけ量り売りしてくれるので、少しずつさまざまなチョコレートを楽しむことができます。
「チョコレートクッキー」は、シンプルなプレーンチョコレートクッキーから、ナッツやフルーツが入ったチョコレートクッキーまで、20種類以上の手作りクッキーが並べられています。店員さんおすすめのクッキーは「40% 吉瓦納(Jivara、ジヴァラ)」。世界トップクラスのチョコレートメーカーであるヴァローナ社の「Jivara Lacte 40%」というミルクチョコレートが使われていて、ミルクチョコレートのまろやかさとカカオ40%の香ばしさをあわせ持つ、バニラの香り高いチョコレートクッキーです。ザクザクとした食感の大きなチョコレートクッキーは、食べ応えもたっぷりで、お土産にも喜ばれること間違いナシです!
アイスクリームは3種類まで選ぶことができ、注文するアイスの数と同じ数のトッピングを選ぶことができますよ。アイスクリームのフレーバーは、チョコレートやフルーツ、お茶など全部で59種類。ドライフルーツやクッキー、パイナップルケーキなどのトッピングも合わせると、かなり種類も豊富です。
この、大人気のアイスクリームですが、実は400mほど離れた場所にある姉妹店、「第四信用合作社」でも食べることができます。
「第四信用合作社」の店内もアーティスティックな雰囲気。行列必至の「宮原眼科」に比べて、待ち時間も少なく、席も空いているのでこちらもおすすめです。
・宮原眼科
住所:台中市中區中山路20号
HP:https://www.dawncake.com.tw/
・第四信用合作社
住所:台中市中區中山路72号
HP:https://www.dawncake.com.tw/
レトロで可愛い「審計新村」にて台湾雑貨を巡る
「審計新村(シェンジーシンチュン)」は、1970年代に建設された公務員宿舎をリノベーションしてつくられた人気スポットです。台中の若手デザイナーが経営するショップやレストラン、カフェが立ち並び、台中の若者も多く訪れます。
「甜月亮 DOLCE LUNA GELATO」のジェラートは、2種類のカラフルなジェラートに、三日月のクッキーが乗ったとても可愛いジェラート。パッションフルーツや桃、オレンジなど、フルーツをメインに全部で12種類あります。気になったジェラートは、店員さんがスプーンに乗せて、試食させてくれますよ。
通りには、可愛いハンドメイド雑貨やアクセサリーも。不定期にバザーも開催されているので、とても賑わっています。台中でふらっと散策されたい方は「審計新村」へぜひ。
・審計新村
住所:台中市西区民生路368巷
HP:https://travel.taichung.gov.tw/ja/attractions/intro/1187
・甜月亮 DOLCE LUNA GELATO
住所:台中市民生路368巷4弄14號
公式Instagram:https://www.instagram.com/dolce_luna368/
虹のおじいさんが描く、レインボーでフォトジェニックな壁画「彩虹眷村」。
「彩虹眷村(ツァイホンジュエンツン、Rainbow Village)」は、「彩虹爺爺(虹のおじいさん)」と呼ばれる、黄永阜さんが描いた壁画です。
もともと第二次世界大戦後に、軍人村として建設された「彩虹眷村」は、その後老朽化に伴い、取り壊しが予定されていました。そこで、虹のおじいさんが壁や道にペンキで絵を描き、壁画をどんどん作っていったのが「彩虹眷村」の始まりです。
現在では、国内外から連日観光客が訪れ、テレビや雑誌にも取り上げられていて、映画のロケ地としても使われています。台中観光する際には、「彩虹眷村」もお忘れなく!
・彩虹眷村
住所:台中市南屯區春安路56巷
今回、台湾までのフライトで利用したのは、日本から台北(桃園空港)、台南(高雄空港)をむすぶLCC会社の「タイガーエア台湾」。
日本から約2時間半で台北(桃園空港)までアクセスすることができ、日本全国16都市から就航しています。
《台北(桃園空港)への就航都市》
旭川、函館、札幌、花巻、仙台、茨城、新潟、
成田、羽田、名古屋、小松、関西、岡山、福岡、佐賀、那覇
《 羽田空港(HND)- 桃園空港(TPE)の場合》
行き:5:25 発 羽田空港 → 8:00 着 桃園空港
帰り:0:10 発 桃園空港 → 4:25 着 羽田空港
《成田空港(NRT)- 桃園空港(TPE)の場合》
行き:11:50 発 成田空港 → 14:45 着 桃園空港
帰り:14:25 発 桃園空港→ 18:50 着 成田空港
台湾人から人気の「タイガーエア台湾」はCAさんも乗客も台湾人が多く、機内からすでに台湾ムード。機内から台湾気分を味わえるので、とても楽しいフライト時間に。
桃園空港到着後は、台湾の地下鉄(台北MRT)に乗って、台北駅まで移動し、台北観光を楽しむことができます。台北観光で時間に余裕がある際は、ぜひ台中エリアまで足を伸ばし、アートでフォトジェニックな時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
◎取材&写真&文/ぴさき
価格は税込です。店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。